段取り上 | tmpブログ

段取り上

11/6 今日は諸々の段取り上の都合でアコギ数本をまとめて設定変更作業を行いました。

今回、下のまとめて4本写っているアコギ中、左のフェンダー製(ヘッドにSH化の為に接ぎ木中)ヤマハ製の2本をスロープヘッド化して3本目のヤイリ製と一番右のヤマハは通常のチューンナップ仕様で仕上げる事に致しました。ヘッド設定変更以外の作業は燻煙処理とブリッジ台座段差設定は前提作業として、ナット&サドル作り替え、フレットファイリング仕上げなど、ほぼ共通内容です。

1枚目のヘッドのアップのショットはヤイリ製のヘッド設定を作り替えでの1枚。ペグロケーション変更だけでなくペグ自体も変更しますのでヘッド厚設定も変更しており、一旦元のヘッド上面を削り取り新たにローズウッドの付き板を接合しています。この後に新たなペグロケーション設定で穴加工をしてヘッド全体を仕上げて行きます。

ワタクシは検証作業の場合、本当は3本程は検証用楽器を用意することが殆どですが、今回の通常のアコギヘッド設定からスロープヘッドへの作り替えは、2枚目の写真でお分かりの様に(この2本は元は同じヘッド設定の楽器でした)ここまで異なる構造への作り替えはかなりの手の込んだ作業となってしまう為、今回は2本の個体の作り替えで済ませ、残りの2本はtmpチューン仕様での3×3のセパレート・ペグロケーションでバリバリに鳴る様にチューンして販売出来る様にと考えています。

通常チューンの2本(右側の2本)は共に18万程の価格で販売出来る見込みです。一生モノのアコギをお探しの方にはお薦めの2本になることでしょう。お楽しみに。

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