待ってました | tmpブログ

待ってました

11/2 今日はなかなかの快晴日。こーでなくちゃ。

久~しぶりの湿度50%代。今年はホントに塗装や燻煙を行える日が少なかったですから今日の様な天候は嬉しい限りです。

写真はアコギのスロープヘッド化作業でや~っと木工全て終了して塗装の下地処理スタート。ここまで結構長かったです。まあ、全く違ったヘッド構造に作り替えた訳ですから仕方ないですが。

従来のエレクトリック・ギターの設計/設定に疑問が数多くあったからこそ今日技術屋としてのワタクシが存在する様なもんですが、それはアコースティック・ギターでも同じです。
マーチンやギブソン、その他アコースティック・メーカーの各モデルの中には歴史上、数々の名演に貢献してきた事実もあるわけですが、それはそれとして単純に自分のアコースティックギターのサウンドイメージからは明らかに何かが足りないしバランスしていないと言う思いがずっとありました。

それは従来のフレッティングの問題点から起因するピッチの悪さだけでなく、多くのアコギの設計ではアングルドヘッドでの3×3のセパレート・ペグロケーション方式を採用していますが、その点にもバランス上の違和感を感じましたし、ブリッジ台座部のサドル&ピンの一体設定にも張力上の設定に問題点を見い出せました。

とは言え、ギター製作でもアコギをメインにして来なかったワタクシですので、まず依頼が多かったエレクトリック系の設定を極めたいとの思いからエレクトリック系に特化して研究致して参りました。
そして幸いにも近年やっと独自の設定に辿り着いたと感じられましたので、今度はそのノウハウをアコースティックに導入してみようと心が流れ動いたと言うワケです。

取りあえず、サークルフレッティングであるなしは別として基本設定としてスロープヘッド構造とブリッジ部での段差設定で自らの根本的な鳴りのイメージをフィックスさせることが具体的な目的です。
それでイメージ通りの鳴りが得られれば、あとはサークルフレッティングを導入すれば更にグレードは高められる事は必然ですので、ワタクシのアコギに対する関与はその時点でオシマイで構わないと思っています。

まだ10代の頃に「もっといいギター作れるんじゃないかなあ~?」
その数年後「まずはやってみよう」そう思ったのが事の始まり。気がついたらこんなところに辿り着いたってワケです。考えたらスピーカー製作を行ったのも同じきっかけですね。

皆さんも既存の製品に満足出来なければ、すべて自分自身でやってみればいいんですよ。
そーやって世界は変えて行けるんですから。(^-^)

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