個別報告2件 | tmpブログ

個別報告2件

7/30 今日は降り止んだ雨の影響で高湿な一日でした。

写真左は大阪のIさんのハーフチューン品で本日ボディ部分のチューンを全て終了した時点でのショット。

ネックの仕込みも4点止めに変更し最初とは比べものにならない設定精度で仕上がっています。その他、ピックアップ以外全てtmp仕様化、錆び付いたパーツ洗浄したトレモロも再設定してあります。更に塗膜ファイリングも終了してますから鳴る要素を充分に備えてます。
後はペグのリロケーションしたネックの塗装修正が済めばセットアップを残すばかりです。

もう1本は先日処分販売する事にしたFJ製のTL・カスタムのボディです。

ネックの仕込み部はボトム面だけでなく隙間があった6弦側側面壁もアルダー材を接ぎ木して再加工し密着精度と指板高/角度設定も終了。同じくネックも変形状態だったものを修正し精度の出し直しをしてあげています。量産品は規格通りにネックが取り付けられていればOKですが、製作家の仕事ではそれだけでは評価の対象外です。最良の設定が施されていて実際に良く鳴り響く状態になるまで何時間掛かろうが終われません。結果こそが全てなのです。そこが市販品との大きな差ですね。

市販品のままの状態で所有されている方は、お手持ちの楽器に関して半分程度のポテンシャル状態で所有されていると考えて大方間違いありません。出来るならもっと愛情を掛けてあげるべきでしょうね。

このテレキャスターは前回紹介した様に燻煙処理と肝心な部分だけツボを押えて仕上げてオシマイ。でもCS製にりっぱに対抗出来ますよ。それどころか勝っちゃうでしょうね、たぶん。
@この個体は本日、ギタリストのOさんご売約となりました。

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