個別報告 大阪のIさん
7/27 あらあら7月も終わりが近づいて来ましたねえ。
写真は大阪のIさんご依頼のチューンアップ作業品で70'Sのフェンダー・ストラトです。
左の写真は1回目の燻煙処理時点でバラした時のショット。
ここでポイントなのが70'sからいっきに量産体制に入ったフェンダー社は工場人員共に拡張させ大幅な生産アップを図りましたが、その象徴的とも言えるのが、ネック・ポケットとネック端末双方に金属製のアジャスターを設けて3点絞めでのネックジョイント方式です。
これは分厚い塗装もそのままでネックが仕込めて角度調整を可能とさせて生産性の向上を図ったものでしょう。このことで塗料の溜まりをキレイに省き精度を高める面倒な作業がパスされレンチを差し込んで回せばネックの仕込み角度が調整出来る様にする事で製造上の時間を短縮する事が可能だからです。
これは量産楽器に於けるデタッチャブル方式ではネックの仕込み精度を出すのが面倒である事の証でもあります。確かに面倒な作業である事は事実ですからね。ましてや、指板高設定、角度設定、密着精度などの微妙な設定出しなどは一般工員さんには到底こなせる作業ではありません。ここで時間を食ったり失敗したりと言った事が多発するからです。
この3点止めシステムは対外的には誰でも簡単にネック仕込み角調整が可能な画期的なシステムとして登場していましたが、実際には本来密着していなければいけないネックとボディの接合面は隙間だらけですから相互の弦振動はここでシャットされてしまい結果ダイナミクスは大きく損失してしまいます。
それを解消するには写真右の様にボディもネックにも取り付けられた丸い金属スペーサーを取り外し、それぞれ埋木加工してから平面精度を出し直して上げて、最終的には4点止めプレート方式に変更してしまいます。その為にボディの方は更に埋木加工を施して仕込み高や角度設定などを最初からやり直して最終的にtmp設定に変更します。
右の写真が、まず丸い金属スペーサーが取り付けられていた円筒溝部分を埋木し、平面精度が全く出ていなかったそれぞれの接合面の精度出しを終えた時点でのショットです。更にネックヘッドもペグ穴を全て埋木加工してあります。当時のペグは精度も悪いですしロケーションも深く響かない設定です。
2回目の燻煙を終了してからペグロケーション変更とペグそのものも変更します。
Iさん、今回の報告はここまでです。
長らく眠ったままだったというこのストラトをチューン終了後には思わず手が伸びてしまう鳴りまくりのストラトに必ず変身させますからね。お楽しみにお待ち下さい。

写真は大阪のIさんご依頼のチューンアップ作業品で70'Sのフェンダー・ストラトです。
左の写真は1回目の燻煙処理時点でバラした時のショット。
ここでポイントなのが70'sからいっきに量産体制に入ったフェンダー社は工場人員共に拡張させ大幅な生産アップを図りましたが、その象徴的とも言えるのが、ネック・ポケットとネック端末双方に金属製のアジャスターを設けて3点絞めでのネックジョイント方式です。
これは分厚い塗装もそのままでネックが仕込めて角度調整を可能とさせて生産性の向上を図ったものでしょう。このことで塗料の溜まりをキレイに省き精度を高める面倒な作業がパスされレンチを差し込んで回せばネックの仕込み角度が調整出来る様にする事で製造上の時間を短縮する事が可能だからです。
これは量産楽器に於けるデタッチャブル方式ではネックの仕込み精度を出すのが面倒である事の証でもあります。確かに面倒な作業である事は事実ですからね。ましてや、指板高設定、角度設定、密着精度などの微妙な設定出しなどは一般工員さんには到底こなせる作業ではありません。ここで時間を食ったり失敗したりと言った事が多発するからです。
この3点止めシステムは対外的には誰でも簡単にネック仕込み角調整が可能な画期的なシステムとして登場していましたが、実際には本来密着していなければいけないネックとボディの接合面は隙間だらけですから相互の弦振動はここでシャットされてしまい結果ダイナミクスは大きく損失してしまいます。
それを解消するには写真右の様にボディもネックにも取り付けられた丸い金属スペーサーを取り外し、それぞれ埋木加工してから平面精度を出し直して上げて、最終的には4点止めプレート方式に変更してしまいます。その為にボディの方は更に埋木加工を施して仕込み高や角度設定などを最初からやり直して最終的にtmp設定に変更します。
右の写真が、まず丸い金属スペーサーが取り付けられていた円筒溝部分を埋木し、平面精度が全く出ていなかったそれぞれの接合面の精度出しを終えた時点でのショットです。更にネックヘッドもペグ穴を全て埋木加工してあります。当時のペグは精度も悪いですしロケーションも深く響かない設定です。
2回目の燻煙を終了してからペグロケーション変更とペグそのものも変更します。
Iさん、今回の報告はここまでです。
長らく眠ったままだったというこのストラトをチューン終了後には思わず手が伸びてしまう鳴りまくりのストラトに必ず変身させますからね。お楽しみにお待ち下さい。

