嵐の後のアコギ | tmpブログ

嵐の後のアコギ

4/2 いや~もの凄い嵐でしたねえ。昼頃になって漸く収まりました。
庭先が強風でメチャクチャになっています。

写真は暇な時に少しずつ進めていた昔のYAMAHA/L-6のチューンナップ在庫品です。古い楽器ですが元々ダメージの少ない個体でした。
W・燻煙処理、ペグロケーション&ペグ変更、指板修正&リフレット、ナット&サドル交換、ブリッジ台座加工、塗膜ファイリング、そして元々このモデルはネックが三角グリップですからグリップ修正加工&再塗装でスリムなラウンドグリップに変更してあります。

また例に依ってフレット打ちの際に弦張力でネックが順反りする分だけ逆反り打ちを行ってネック自体が充分に張力負荷に耐える様に作り替えてありますので腰の在るレスポンスに優れた気持ち良い響きをしてくれます。台座加工に依るブリッジ部での張力変更済みですから012ゲージでも音に腰があるのにベンドし易いのでソロにも良しストロークにも気持ちよくバランスしています。

これだけの作業内容ですと、工賃だけで20万コースです。それに仕入れ値と手数料を加えて26万が本体の販売価格になる見込みです。
40万前後の各種アコースティック・ギターをお店などで弾かれた上でこのチューンナップ品を弾かれるといいですよ。音抜けの良さやバランスした響き方、ベンドのし易さなど、このギターだけのポテンシャルの高さが良くお分かり頂ける筈です。

アコギも1本でいいから一生モノが欲しいけど30万も40万も出せない・・って方々に特にお薦めです。

先日のYamaha-N700のチューンナップ品も某ギタリストさんの所有となりましたが、彼だっていろいろなメーカー製を弾き比べた上での選択がアレだったそうですからね。いつまでも弾いていたくなる楽器って本当に少ないですね、って言ってましたね。
まあ、鳴らないギターを何本持っていても仕方ないですからね。

ギター弾きで良かったと思わせてくれるギター、そんな楽器はやはり追い込んだ設定でしか得られないものなんです。
コレ1本きりです。その内完成させますので試奏希望の方はメールにてお申し込み下さい。

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本日19時:Kさんより予約の申し込みあり。でも試奏後に決められた方が宜しいのでは?とお返事。
依って、未決定の仮売約状態とさせて頂きます。