個別報告 立川市Sさん

もう明日で1月も終わりですねえ。早い。
写真は全ての調整を終了し発送する直前のSさんのTELESAです。
大変長らくお待たせ致しました。結局ブリッジプレートは最初から作り替えて、厚の薄いタイプの接地面積を拡張したタイプと偏芯サドルもミディアム・ウエイト設定でのサウンドチェックで自らOK出しました。
特にカスタム製作ではこうした作業がよくある事ですが、一旦完成させても微調整毎に組み上げ直しを行いその都度音出し確認します。
あえて皆さんにはそうした細部の変更ポイントを明かしてはいませんが、例えば今回のブリッジ・プレート厚変更や接地面積変更、サドルウエイト変更もその一部であって、その他にはピックアップでも落としどころさえ見えていれば例えば同じPAFF系のサウンドであってもマグネットのタイプ変更とサイズ変更、そし磁力のダウン・コントロール(減滋)なども行っています。勿論ネックの仕込み設定の微調整は欠かせません。この場合も調整毎に音出し確認します。
今回の写真の個体もそうした変更を一旦完成後に2回程繰り返してます。この様に殆どの場合、微調整にために完成品をバラしては組み上げ、その都度サウンドを確認して到達度合いを高めて行く作業を繰り返しています。一般のカスタム製作ではピックアップを丸ごと交換する程度でしょう。
これらの詳しい解説は技術屋さんでもない方々に話したところで車の運転をした事の無い方に口頭で運転の仕方を説明している様なものですから基本的に無意味ですので省略しています。
肝心なのは皆さんが自分だけのサウンドやトーンを手に入れる為の製作者への情報供出なんです。
出来る限り、完成間近ではなくオーダー時点で要望出ししてくださいね。宜しくお願い致します。