…結局夜の予定はキャンセルしてしまいました。これで良かった気がします。
今ちょっと疲れているのには、春特有の感じと自分の脱皮とが重なっているのも関係しているかもしれません。
私はアメリカから帰ってきてすぐにお芝居のワークショップに通い始めました。途中で休む時も何度かありましたが、週に一度約3年間続けてきました。が、今月で卒業しようと思います。渡英とヨガのTTに専念した方がいいと思ったからです。
このワークショップを始めたそもそものきっかけは、職業柄人前で話すことが多いのにあがり症で緊張して声が小さくなってまったく話せないし、自分に自信が無さ過ぎて社会人としてどうなんだろうという思いや、自分で自分のことが分からないし信頼出来ないので他の人を演じてみたいというような思いがありました。
このワークショップのおかげで、私はすごく変わりました。
まず、人前で堂々と話せるようになった。
自分の枠から少し自由になって、だいぶ楽になった。
自分がいろんな感情を持つことを許し、それを表現出来るようになった。
自分がどういう話し方をしているのか客観的に分かるようになった。
表現が楽しくなった。
私は私でいいような気がしてきた。
先週、3年前にやった役の代役をさせてもらった時、自分の変化がはっきり分かりました。
…前はそうじゃなかった。
3年前、私は大きい声を出すことができませんでした。叫ぶってことが出来なかったんです。なんか怖くて喉が開かないんです。
その怖さというのは、自分の中にあるエネルギーとかパワーを出すことが怖いんです。これは自信なさそうな女子によくあることだと思います。この感覚に気付けたのもラッキーでした。
日本でフツーの女子をやっているとですね、そもそも大きい声を出すとか、怒鳴るとか、感情をぶつけるとか、そういうことって思った以上にやってないんですね。そもそも、女性の理想は「おしとやか」「上品」だし、「空気を読む」とか「波風立てない」ことが暗黙のうちに求められています。
だから、「生まれてから今までに受けてきた抑圧すべてに対する怒りをぶちまけてみろ!」と言われた時、最初は戸惑いながらも、空のペットボトルで柱や机を叩きながら叫び続けた時には、ドバーっと知らない感情が噴き出してきて、大号泣しました。そして、ものすごく爽快になりました。風呂上がりあるいは美しい海でスキューバダイビングした後みたいな感じです。
特に嫌な女の役をやったのは大きな転機でした。
「ホント感じ悪い品のない女になってるよ」というのが褒め言葉でした 笑。
本当の自分はやらないことだけど、役の気持ちを想像して理解して、その人として振る舞おうとすることで、自分が自分から自由になるというか、違う自分もありかなという感じになります。
そうやって、これまでの人生で身に付けた心の鎧を一枚ずつ剥がす作業をさせてもらったような気がします。
あんなに安全な空間を提供してもらって、好き放題に表現し、子供のように無邪気に楽しみ、心の鎧を剥がす作業をさせてもらったことに、心から感謝しています。
間違いなく私の人生にとって、ものすごく大事な場所でした。