前回の男心が分からない件につき、続編です。

乙女を自称するとは図々しいと思いつつ、自分がいかに能天気な勘違いをしていたかが分かりました。今さらながらに徐々に成長しています。slowly but steadilyというやつです。

告白しますと、私はこれまで、男性が好意を寄せてくれるのは、私がいい子だからだと思ってたんですが、実は全然そうじゃないってことがやっと分かりました。

例の上司にしても、私が彼に対して誠意をもって接していたことを評価して好意を持ってくれていると思っていました。だから、その好意が心のどこかで嬉しくて、今から思えば、それ故にお断りしていても歯切れが悪くてはっきりしなかったんじゃないかと思います。

でも、男女というのはおそらくもっと肉食的というか野性的なものなのです。彼からしてみれば、私は彼の目の前でちょろちょろと誘惑し、捕まえようとすればサッと逃げる、どうにも気になるというか気が散る存在で、とにかく一度捕まえてスッキリしたいという存在なのだと思います。

そうとも知らず私はメルヘンな勘違いをしていて、誠意に対して好意が返って来るというちょっと変なバランスだけど、これはこれで成立していると思ってたんですね。だから、関係をぶち壊すような断り方は怖くてできなかった。




だけど今はようやく、ちゃんと断れる気がします。
私には全くその気がないのですよ、なぜなら好きじゃないからです。
どうして今までこれが言えなかったのか、子供っぽくて自己中な自分に驚きますが、でも気付かないよりはいいということでご容赦下さい。

そして改めて、私は私で自分の本能と野性的嗅覚と直感に従って、自分の気持ちを大事にして生きてきたいと思うのでした。


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