彼氏と別れ、気持ちも生活もリセットしようと思ったわけですが、まったく上手くいきませんでした。思考と感情がバラバラで、頭で正解だと思うことができないし、やっても気持ちは沈むばかり。
でも、そのことに気が付いて、頭よりも心に従うことにしたら、ちょっと変わってきました。

そして、結局彼氏と復縁することにしました。とりあえず「仮免許」ということで。

別れたすぐ後は、自分の決断が正しいと確信していました。もう我慢できない、私はできる努力は全部やった、これ以上一緒に居ても幸せになれないと。その一方で、とても欲しかった家族とか家庭を諦める悲しさや、この先一人で生きていく不安感があった。そこで、とにかく一人でも心が安定していられることを目標に自分の人生を展開させていこうと決めました。そして、いろんなことを試すなかで感じ方が変わってきました。

この10日間でやったこと。
①シンゾーさんにマッサージしてもらいました。
②あかねちゃんにキネシで調整してもらいました。
③職場の同僚に初めて恋愛話をしました。
④ヨガのTTCのスクールを探しまくりました。
⑤いろんな映画を観ました。
⑥山本文緒「ブルーもしくはブルー」を読みました。



①シンゾーさんにマッサージしてもらいました。
最近便秘もしてないのにおへその周りが固いことを伝えたら、腎臓が弱っているのだろう、腎臓を中心にマッサージしましょうということでしたが、終わってみると、原因は彼との別れが関係するのか精神的なもので、胸部(胸と鎖骨の間の平らな部分)のマッサージをしたら止まっていたエネルギーが流れるようになったそうです。不思議だったけど、実際お腹の固さも無くなりました。それから、肝臓が弱いとのことでした。そのシグナルはなんと右足の甲の親指と人差指の付根にある湿疹だそうです。この湿疹、もう20年近く出たり消えたりして、ストレスが溜まると痒くなるのですが、シンゾーさんによるとそれは肝臓の負担のバロメータなのだそうです。肝臓は陰陽五行では怒りと関連しており、怒りを表現できずに溜め込むと肝臓に負担がかかる。そして、肝臓のツボである太衝にできた湿疹は肝臓の負担のバロメータである。したがってこの湿疹を、肝臓の負担を教えてくれる大切な友達として扱うように、レモン水を採って、レバーフラッシュをすることもお薦めですと言っていただきました。

②あかねちゃんにキネシで調整してもらいました。
あかねちゃんのキネシでは、私の現状説明を聞いてもらい、波動とか体内時計等々調整してもらいました。そして、私が女性一般に対して不信感のような恐怖心のようなものをもっていること、そういうのも含めてすべてのことから自由になるという目標を設定しました。自由になることの意味は、私の場合生活のすべての場面で自由に想像力と創造力を働かせて楽しむことです。不思議だったのは、耳にレーザーを当ててもらったら、なぜか感情がドバッと出てきて大泣きしました。

③職場の同僚に恋愛話をしました。
シンゾーさんやあかねちゃんに調整してもらいながら、気持ちの浮き沈みは続いて、沈んでしまう自分が残念で、せっかく調整してもらったのに駄目にしちゃってるような残念な気持ちになっていました。
今の職場では昨年10月から働いているのですが、職場の人達には個人的な話をしてきませんでした。でも、今回は気持ちの乱れを無視できず、また宴の席が続いたこともあって、一部の人には別れた話を、別の人には独身で結婚したいという話をしました。そこで気付いたこと。今まで自分が彼氏以外の周囲の人達との関係で閉鎖的だったということ。自分の状況が少し変わったことで、職場の人達が違うふうに見えてきて、そのことを有り難く感じています。

④ヨガのTTCのスクールを探しまくりました。
冒頭書いた心の安定にも関係していますが、自分のために目標を持って熱中したいと思うと、ヨガのTTC以外に思い浮かばず、別れてすぐにインターネットでTTCのコースを探しました。探しても探しても魅力的なのは見つからなくて、インドの3週間ヨガ留学が毎朝5時半から始まることとか、英語での講義とか、結局一番安い点でも理想的と思いながら、自分の日程と合わなくて意気消沈。理想のTTCが見つからないせいで不安感と孤独感に拍車がかかりました。

思い起こせば、今の転機はこの拍車がかかっている感じに気付けたこと、理想的じゃなくても何でもとにかくTTCを始めようと最寄りのTTCの説明会に申込み始めたことがきっかけで現れたような気がします。現時点でもまだ受講を申込むには至っていませんが、これまでみたいに結婚後の引越しや生活リズムの変化を気にしないで、彼と復縁してもTTCは始めようと思います。

⑤いろんな映画を観ました。
観たのは、「希望の国」「ケイト・レディが完璧な理由」「かぞくのくに」「エンド・オブ・ザ・ワールド」「バベットの晩餐会」「鈴木先生」「AKB48ドキュメンタリー」「チョコレートドーナツ」。

「希望の国」を観たときは、家族の結束が羨ましくて、妊娠も羨ましくて、私には入手不能な幸せを見たようで、映画の素晴らしさ+自己憐憫で大号泣でした。それぞれ違う人達が1つのユニットとして運命を共有していく、家族とは、帰る場所、最小単位、幸せと不幸せの両方を生み出すパワフルな絆、そういうものなのだと思いました。どの映画も素晴らしかったです。「チョコレートドーナツ」のみ彼と復縁後に観たのですが、愛情に溢れた素晴らしい映画に純粋に感動して、羨ましいというか恨みがましい気持ちがなくて、自分の変化がおもしろかったです。

⑥山本文緒「ブルーもしくはブルー」を読みました。
別れてから一週間ほどたった数日前に、この本を読みました。

その時の私の状況はというと、別れた彼からメールでデートのお誘いがありました。別れる前に約束していたけど結局行き損ねてしまったイベントがあったのでそのお誘いです。誘いを断る返信をした時に、もう私のことは放っておいて欲しいと伝えましたが、その後、だんだん気持ちが重たくなり、どうやら私は自分の正直な気持ち以上の内容を送ってしまったのだと感じました。頭ではもう別れるしかないと結論付けているので、その思考に従えば正しいメールだったわけですが、感情的にはそんなにすっきりしていなくて、自分の送ったメールのせいで気持ち悪くなりました。そこで、頭ではなく心に従おうと決め、彼に電話してそのまま伝えました。彼からは、私達が別れたことが残念だというメールの返事があり、電話では、一度会って話そうということになりました。そういうタイミングでこの本を読みました。
 
「ブルーもしくはブルー」には二人の蒼子が出てきて、お互いの生活を取り替える話です。印象的だった場面は、これまでの険悪な夫婦関係では日常の些細な言葉や動きの一つ一つに夫婦双方がイライラしていたのに対して、その文脈を知らない別の蒼子の発言・行動に夫は驚き優しく接したところです。積み重ねられた甘えとか拗ねる気持ちが素直さを失わせて、言動の端々にそれが表現されてしまう。この感じ、私も心当たりがある。相手が間違っているかどうかというよりも、つまりは私が拗ねていたということがはっきり分かりました。そうか、私拗ねてたんだわ。


この発見を胸に抱えて彼に会いました。



そしてとりあえず仲直りしました。彼によると、彼は私のことを誤解していて、そうか(私は)アイドルだったんだと気付いたそうです。なんのこっちゃ、ですが、つまり女子はお姫様願望がある女子と無い女子とに二分され、私は後者だと思っていたのが実は前者だと分かった、今まで私に対してイライラした事も、私の事をアイドルだと思うと許せる、つまり手間がかかる女だと理解したということでした。

まだまだ先行きは不透明で付き合い続けるかどうかも分かりませんが、とりあえず私の心の嵐は過ぎました。そして、今回の一番の学びは、何かを決断する時には、頭で決めても心を置き去りにしないことです。不格好でぐにょぐにょの回り道にはなりますが、それが私の生き方なのだと思うわけです。

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