ネット接続の関係で,またちょっと古くなっちゃいました。7月30日に書いたものを載せます。


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今日はロンドンです。そういえばオリンピックをやっていますが,私には特に関係ありません。

オリンピックに向け街を整備したのか,交通機関も分かりやすいし正確で,パリよりずいぶん楽です。パリでは間違えて反対方向のメトロに乗ることが何回もあったけど,ロンドンでは表示がきちんとしていて大丈夫です。

初パリでは,「パリだーっ。すごいー」という漠然とした感動が強かったですが,ロンドンでは特段そういうのはありません。パリでは,ルーブル美術館前のガラスのピラミッドとか,シャガールが描いたオペラ座の天井画を前にした時には,「本物見ちゃった…」という感動がありました。他方,ロンドンでは,そういう妄想→現実という感動は特段なく,あるのは,理解に基づいた納得とでも言いましょうか。大英博物館では,初めてオーディオガイドを使いました。感覚で感じるものというよりも,歴史的意義を理解して,感心しました。

買い物も,パリでは「パリで買い物=女子の夢」という気分でいたので,蚤の市をふらふらしただけで幸せでした。他方ロンドンは,雰囲気に酔うことはないけれど,欲しい物がぱっと目に入ってきて,結局ロンドンのほうがたくさん買い物してます。

パリとロンドンでは,私の旅のテーマもちょっと違います。
パリでは,前々回書いたように「プロとしての決意と覚悟」がテーマだったので,何を見てもそれと関連させて感動してました。
ロンドンでは,なぜか「恋愛と友情」がテーマです。いろんなことを思い出し,感傷に浸りながら,恋愛と友情においても,決意と覚悟が必要だなと感じています。これまで基本的に「来る者拒まず去る者追わず」がスタンスだったのですが,これからは自分の構築している人間関係を自覚して責任を持って大切にしたいなと思いました。それには,切るべき関係はダラダラ続けず切るということも含まれているように思います。

今夜アムスに戻って,明後日日本に戻ります。今回のヨーロッパ旅行の後では,元の生活も新たなスタートのように思えてとても楽しみです。