車、行っちゃいました。
全走行距離は約398,000kmでした。
宮崎奈々ちゃんが生まれた1998年(平成10年)、
次男の介護のために購入したステップワゴンでした。
結局その次男を一度も乗せることなく、廃車にしてしまいました。
最初は家族を乗せて妻の四国の実家に帰ったりしてました。
長男と三男がいつも騒ぎまくり、喧嘩をし、妻が音を上げる……といった車内風景が常態化しました。
それから、どりちゃの子たちもこの車を利用しました。
長谷川愛ちゃんやジョーなど、今はみな結婚して子持ちになっています。
2003年ごろからは、TMCの子たちを乗せて走りました。
モデルで最初にこの車に乗ったのが、松尾舞子とめぐるでした。
次の日はぁゃのを乗せて、かなりの距離を移動したりしました。
それ以来、何百人のモデル・タレントたちの夢と命を運び続けてきてくれたでしょうか。
東京や名古屋へ仕事に行くときもこの車をよく利用しました。
要領のいい子は最初からふとんや枕を用意し、後部座席2列をフラットにしてスヤスヤと眠っていたことを思い出します。
外ロケや屋外撮影会のときは、臨時のメイクや更衣場所になったことも多々ありました。
そういうときは車の前に立って、何知らぬ顔でタバコをふかしたりして中を覗かれないようにしていました。
長尺ものや机・椅子など大きなものを運ぶのに便利な車でした。
でも、タレントたちをすぐ車酔いさせてしまう、悪いクセもありました。
しぃ・みぅとは、六本木ヒルズを見ながら車内ロケをしました。
みぅを東京で拾い、れいなと一緒に福島県の山奥まで撮影に行ったこともあります。
はるぅはおとなしい性格なのに、車内で歌をうたってくれました。
めぐみは、ピカチューのまねをして車内で一人ではっしゃいでいました。
はるな・ひろみ・YAMAHAは互いの住まいが近くよく行っていたのに、しょっちゅう道を間違えました。
有理の家にたどりつくのに、隘路&急坂で苦労したこともあります。
大学生の愛がすばやくメイクするのを、中学生のひろみが興味深くじっとみつめていました。
紗知は車内で突然泣き出したりしました。
瑞希はこの車に乗るとすぐに酔ってしまうため、乗車即寝落ちという芸を身につけました。
織衣・麗奈・フーミン・有梨沙の家を夜中じゅうかけて送っていったこともあります。
麗奈はこの車内で発病したため、あちこちの病院を連れて回りました。
紗衣とは夜遅くまで車内であれこれ語りました。
奈々・杏奈・りょうと行った南山城ロケが、この車が行った最後の仕事でした。
そして最後に助手席に座ったのは、渡辺千尋でした。
最後はボロボロのポンコツになってしましたが、これまでよく人の命を守って走り続けてくれました。
新しい車でも、ドラマや感動が生まれるのでしょうか。
多くのティーンズたちの夢と、思い出をいっぱい載せて、
車、行っちゃいました。