紹介状を書いていただいた病院へ、
そのまま向かうことになりました。
紹介先の病院は、
いわゆる総合病院です。
いろいろな診療科がある
ドラマで見るような大きな病院でした。
私は産婦人科を受診します。
それまで通っていたのは
不妊治療専門のクリニックだったので、
待合室でお腹の大きな妊婦さんを見かけることは
ありませんでした。
でも、ここは総合病院の産婦人科です。
待合室を見渡すと、
半分くらいが
お腹の大きな妊婦さんでした。
その光景を見て、
やっぱり羨ましいな……
と思ってしまいました。
一方で、
私と同じように紹介状を持って
今日ここに来たのかな……と思う方もいて。
いろいろな事情を抱えて
ここにいるんだと思うと、
なんとも言えない気持ちになりました。
ここでも採血を行い、
結果が出るまで待つことに。
そして、
待つこと約2時間。
ようやく診察室に呼ばれました。
まず内診をしてもらい、
その後、先生から説明を受けました。
「エコーと血液検査の数値から見ると、
紹介状の通り、胞状奇胎の可能性があります」
「妊娠を継続することはできないので、
早めに手術をしたほうがいいです」
「胞状奇胎だった場合、
手遅れになると絨毛癌に移行することがあります」
「その場合、
次の妊娠が難しくなる可能性もあります」
「手術は日帰りの入院になります」
「最速で明日でも手術できますが、
いつにしますか?」
正直、
「明日手術」と言われても
心の準備はできていませんでした。
今日1日で流産と言われて、
今度は「胞状奇胎かもしれない」と言われ、
さらに、
「早めに手術をしたほうがいい」と。
あまりにも急展開すぎて、
頭の中が追いついていませんでした。
でも、その時の私は、
「病気なんだから、
もうどうしようもない」
「がんになるのが怖い」
「だったら、早く手術してしまいたい」
と思っていました。
そして、
翌日に手術することに決めました。