久々に書籍の紹介をしたいと思います。
『野球の定石』 山内政治
心半ばにして世を去った、
ある高校野球部の監督が書いた野球の技術マニュアルです。
49才という若さで亡くなられましたが、
その短い生涯には凄まじい生きざまが刻まれています。
元フジテレビアナウンサーの松倉悦郎さん(兵庫県姫路市善教寺住職)と、
有志の方による自費出版です。
山内政治さん
『野球の定石』というA5判72ページの小冊子。
難病の妻が自殺し、自らも49歳で急逝した元高校野球監督が
熱い思いを込めた練習マニュアルで、
親交があった松倉さんが、
『生きた証に・・・』と関係者に働きかけ出版した。
監督の名は山内政治さん。
滋賀・彦根東高から早大に進み、4年の時は新人監督として
手腕を発揮した。
『同じノックでも左打者の打球は違うからと、
左打ちをマスターするような熱心な男だった』
と松倉さん。
信用金庫に勤務後、母校を含む滋賀の3高校で監督を務めた。
悲劇の発端は妻・智子さんを襲った化学物質過敏症。
微量の化学物質に反応し通常の生活さえ営めなくなった。
保険がきかず1ヶ月80万円もの治療費がかかった。
10年近い闘病の末、
苦痛に耐えかねた智子さんはマンションから飛び降り、
山内さんは懇願されその現場に連れて行ったことで
自殺幇助罪に問われた。
懲役2年2月、執行猶予3年の判決を受けて東京に移住。
昼夜を問わず働き私立校の監督就任直前の昨年2月、
腸間膜出血のため急死した。
好守のセオリーを細かく記述したマニュアルは
看病で指導できないことが多く、
選手の為に書き残したもの。
野村克也さんの言葉も引用されていたが、
松倉さんが事情を話し快諾を得た。
昨夏刊行会が発足し、少年野球の指導者など
山内さんとは面識のない多くの人々も協力。
195万円の募金が集まり一部は化学物質過敏症の
支援団体に寄付された。
サンケイスポーツ 『甘口辛口』より抜粋
数年前、道新スポーツで紹介してたのを読み直接購入したんです。
自費出版なので今は買えないのかな?
どうしても読みたい方がいましたら、お貸ししますよ。
