「ベトナム株二季報」がついに完成しました。
本日、印刷会社さんから納品されました。
こちらが表紙です。

215銘柄収録、全450ページ、定価6000円(税別)です。
なお、ご注文はこちらからお願いします。
以下、創刊のごあいさつから転載いたします。
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「ベトナム株 二季報」創刊のごあいさつ
「ベトナム株に投資してみたいけど、日本の会社四季報や会社情報のようなものがないの?」。
私たち「マネーベトナム」のオフィスのあるホーチミン市で出会った個人投資家や、東京本社を訪問された機関投資家のみなさんから、何度もそのようなリクエストをいただきました。
「つくれるとしたら、ベトナムと東京に優秀なスタッフをたくさん抱えている私たちしかいない」と自負していましたが、膨大な量のデータをそろえ、分析するという未体験の作業に躊躇していました。
2007年から2008年にかけてベトナム株は暴落しました。国内での高まるインフレ、貿易赤字の拡大、さらにはリーマンショックに代表される国際的な金融不安が追い討ちをかけ、一時は連日のパニック売りとなりました。、私はベトナムマーケットの先行きについて、ちっとも不安を持っていません。ここ数年、ベトナムと日本を30回以上往復し、1年のほぼ半分をホーチミン市で暮らしていますが、まさしく数十年前の日本の高度成長期に似た光景が、ベトナムのあちこちで見受けられます。また、若い人たちの向上心の強さ、国家も国民も「夢」をもっている社会のエネルギーのほとばしりを感じます。それでいて控えめで誠実な人柄に、日本人と相通じるものを感じ、「ああ、この国は、これからどんどん伸びていくだろうな。応援したい」との思いを強くすることがしばしばです。
一方で、日本のマーケットはどうでしょうか。残念ながら、夢とエネルギーを失った国ニッポンの市場に大きな期待をかけるのは、どうかと思っています。むしろ、平均株価は最高値の10分の1程度の4000円まで下落する可能性があるとさえ考えています。
午後4時・夕暮れのニッポンと、午前8時・朝日がまぶしいベトナム。さて、みなさんの選択は、どちらでしょうか。
振り返れば、「ベトナム株 二季報」を作り始めたのは、今年4月のことでした。どのようなデータを盛り込んだらいいか、そのデータをどのようにレイアウトしたらいいか、そんなところから悪戦苦闘が始まりました。一つの銘柄を、5回も10回も作り直しました。完成までの道のりの遠さに、「なんて大変なことを手がけてしまったんだろうか」と思うことさえありました。
でも、そのような思いを吹き飛ばしてくれたのが、ベトナムと東京の2拠点でこの二季報の制作に一心不乱に立ち向かってくれたスタッフたちのひたむきな姿です。連日、各企業の上場時の目論見書などから財務データ、企業概要、沿革、主な事業、株主構成などをピックアップし、翻訳を続けました。
創刊号では、ホーチミン市場、ハノイ市場の全317銘柄(2008年9月29日現在)のうち、ほぼ7割にあたる215銘柄(このうち4つはファンド)を掲載しました。時価総額のあまりにも小さいもの、データがほとんどない銘柄などを除きました。
私たちにとりましても、この創刊号は宝物のようなものです。まだまだ、いろいろな面でつたない部分が多いのは確かですが、1ページ、1ページ精魂込めて作成しましたので、どうかお手にとってご覧いただきたいと思います。
創刊号を担当した若きスタッフたち(私を除いて)は次のメンバーです。
TRAN HAI YEN(チャン・ハイ・エン)=チーフ、ホーチミンオフィス
NGUYEN THI KIM HOA(グエン・ティ・キム・ホア)=ホーチミンオフィス
NGUYEN THUY QUYNH NHI(グエン・トゥ・フィン・ニイ)=ホーチミンオフィス
TRAN KHA VAN(チャン・カ・ヴァン)=ホーチミンオフィス
NGUYEN THI HONG THAO(グエン・ティ・ホン・タオ)=ホーチミンオフィス
NGUYEN THI BICH LIEN(グエン・ティ・ビック・リエン)=サブチーフ、東京オフィス
TRAN THU HANG (チャン・ツー・ハン)=サブチーフ、東京オフィス
PHAN THI VAN ANH(ファン・ティ・ヴァン・アイン)=東京オフィス
THAN TRONG THANH BINH(タン・トロン・タン・ビン)=東京オフィス
とくにチーフのYENは、ベトナムのファイナンス分析(とくに証券分析)で一流の研究機関といわれる貿易大学の講師(金融・財政論)を務めています。
最終的な日本語チェック、コメントチェックは私が担当しました。最終責任は私にあります。
さて、最後になりましたが、出版にこぎつけられたのは雄文社の村上寿海さんの応援があってのことでした。いつくかの印刷会社にも相談しましたが、「原油高でペーパー代が高い。無理ですよ」とけんもほろろでした。それに対して、村上さんは「意義のある仕事ですから、やりましょう」と勇気付けてくれました。
このようにして、何人もののパワーと熱意がこの一冊には込められています。ベトナム株に興味を持つ投資家の皆様の「水先案内」の役を、この創刊号が果たせるなら、それに過ぎたる幸せはないと思っています。
2008年9月30日
株式会社マネーベトナムグループ本社
代表取締役 宇都宮滋一
(ホーチミン市のオフィスから)