祖父が亡くなって、もう…四半世紀以上。
祖父の生活パターンを思い出してみる。

朝、6時には起床。
そのため、祖母は朝5時には起床していた。
起床後は、洗面・歯みがき、着替えをして食卓に。まだ、朝食はありません。
お茶が用意され、朝食前までゆっくりお茶を飲みながら過ごします。

7時になって、家族揃っての朝食。
ごはんとお味噌汁、つけ物や野菜など。基本的に一汁一菜の和食!
食卓にたまに登場したのは、自然生。
ただし、これは祖父のみが食していました。子ども心に「自然生って、どんな味なんだろ?」と気にしていた食べ物。大人になって、初めて食した時は感動しました。

朝食後は、田んぼへ行き手入れを。
祖母はその頃、裏山の畑へ行き、畑の手入れと畑からお昼の食材を入手をしていました。
10時ごろ、お茶タイム。
お茶と甘いモノを少々。甘いお菓子があるときは、ソレを食していましたが、無いときは、決まって黒砂糖を食していました。

日中の日の高い時間は、家の庭の日影で竹細工作り。いろんな道具を作っていました。篭やザルなど、生活必需品を作っていました。あと、藁を編んでワラジを作ったりしていました。

12時、お昼。
ここでも一汁一菜の和食。朝食とそんなに変わらない感じ。

そして、また庭で竹細工作り。

3時、お茶タイム。
必ず、日に2回お茶タイムがあった!
午後のお茶タイム。

少し涼しくなってきたら、田んぼへ。
水加減を見ていたり…。

夕方、薪でお風呂を沸かして…。
お風呂が沸いたら、入浴タイム。

お風呂上がりは、浴衣に着替えていました。
そして、夕食。だいたい、6時~7時くらいに夕食を食べていました。
夕食も一汁一菜の和食でした。

そして、夜8時には就寝。
これが祖父の日課でした。
祖母は、食後に後片付けをして、お風呂に入って就寝していたので、朝は早く起きて夜は9時前に就寝と祖父よりも長い時間、動き回っていました。祖母は、日中に外へ勤めに出ていることもあって、現金収入を得ていた。

今思うと、昔の女性は働き者だったのだなぁと思う。
そんな生活パターン。のんびりした感じで、二人とも無理をしないけど、互いを気づかいながら、幸せそうでした。本当のところは、知らないけど。

そんな生活をしたいと思うのは、今では贅沢なことなのかもしれない。