朝から、神戸へ向かって…
お昼前…11:20頃、神戸文化ホールに到着。
既に長蛇の列。とりあえず、その列に並ぶ…11:30、開場となり、列が動き出しました。意外にすんなりと動いたため、すっと席につくことができました。
ロビーでは、いなり寿司が売られていて…お昼御飯は、いなり寿司となりました。
お腹を満たし、携帯電話の電源をオフにすると…太鼓や笛の音が響きいよいよ開演です!
幕が上がると、そこには演者が勢揃い!
順に口上を述べていきます。
チームワークの良いメンバーだなぁ~と、笑顔になりました。
さて、まずは…月亭秀都くん。
お昼前…11:20頃、神戸文化ホールに到着。
既に長蛇の列。とりあえず、その列に並ぶ…11:30、開場となり、列が動き出しました。意外にすんなりと動いたため、すっと席につくことができました。
ロビーでは、いなり寿司が売られていて…お昼御飯は、いなり寿司となりました。
お腹を満たし、携帯電話の電源をオフにすると…太鼓や笛の音が響きいよいよ開演です!
幕が上がると、そこには演者が勢揃い!
順に口上を述べていきます。
チームワークの良いメンバーだなぁ~と、笑顔になりました。
さて、まずは…月亭秀都くん。
元気いっぱい「鉄砲勇助」。毎度お馴染みの演目です。近所の人たちから、「せんみつ」と言われる主人公。「せんだみつおさん」のことではなく…落語の話によく出てくる話を大袈裟に言うのを通り越して、ほぼウソの話をする男の話。
イノシシ年ということもあって、ぴったりの演目でした。
秀都くんの喋りは、心地よい声の響で、若いっていいなぁと思いました。
続いて、桂そうばさんで「代書」。
そうばさんの「代書」は何度聴いても面白いです。読み書きができない人が、文字が書ける人に代わりに文字を書いてもらうという話。
登場人物は、2人。この2人のキャラの対比が面白すぎます!特に文字を書く方の人の冷静な訂正。文字を書く人は、特別面白いことを言っているわけではないのに文字を書けない人の可笑しな返答を受けての発言になると面白さが倍増して楽しいですねぇ。好きな演目です。
桂福丸さんは「金明竹」。
若旦那さんという雰囲気があってどこか品のある福丸さんが演じると倍増して面白いです。
旦那さんの代わりに店番をする丁稚さん。
いろんなお客さんの頼まれごとに対する断りを旦那さんに教わるも…1つずつずれているから妙なことに…でも、会話が成立しているから、また面白い!ただ、猫好きとしては…骨と皮をバラバラに〜は…イヤぁ〜!(ToT)となってしまいます。
桂咲之輔さんは「子はかすがい」。
呑む、打つ、買うが男の道楽と言われていた頃、酒に溺れ、女遊びばかりする男が夫婦喧嘩の末に女房子供を追い出してしまい…後妻として若い女性を迎えるも後妻に逃げられてやっと目を覚ますと。心を入れ替えて一心不乱に仕事に打ち込む男が5年ぶりに成長した我が子に出会い…子を介してよりを戻す話。
今の世の中では、ありえないと思うような話だなぁ〜と。
第一回中入り。
明けて…新春ご挨拶?
というか…写真撮影大会。
撮影タイム終了で…第二部スタート!
まずは…笑福亭智六さんで「売れないバンドライブへようこそ」。
謎の展開!智六ワールド全開で会場全体を巻き込んでいくという…話の展開が進むにつれて客席もおかしなテンションに。
何でしょう?楽しんだもん勝ちというか…楽しまなきゃ損!という気分にさせてしまう空気感。
不思議な一席でした。
続いて、月亭八斗さん「バイオレンス・アンパンマン」。
もう、これは何度聴いても面白いです!
やさぐれたアンパンマン。バタ子姐さん、ジャムのオジキ、食パン、チーズ、バイキンマンにドキンとお馴染みのキャラクターが…言葉使いが…面白すぎる展開ですねぇ。ただ、子供は泣くかもしれない。
桂三ノ助師匠で「アメリカ人が家にやってきた」。本日、長いタイトル編3本目です。
この作品は、桂文枝師匠が襲名前の三枝師匠時代に作られた作品。
アメリカ人が我が家にホームステイするということで、一家全員でコミュニケーションを英語のみでやってみようということで始める家族の会話の展開が楽しい話ですねぇ。
ワンナイト、ホームステイした時のことを思い出してにやけました。
桂阿か枝師匠…ようやく路線が戻ってきて…
「かぜうどん」。この時期にぴったりの演目ですねぇ。寒い季節、温かいうどんは有難い!
阿か枝師匠のうどん屋の建前の声がカッコよく、うどんを食べる仕草も本当に美味しそうで、お腹が空いて仕方がありませんでした。
ロビーにうどん屋の屋台を出して欲しかったわ。
阿か枝師匠は、今回の新春寄席で卒業とのこと。
若手に席を譲るということでしょうか。
次回は…特別ゲストとしてご出演されるかもしれませんね。
ここで、本日第二回目の中入り。
明けて…まずはこの人。
林家愛染さん「電話の散財」。
お金の管理や物事をキチキチとする…いわゆるシブチンな若旦那の命令により外へ遊びに行けなくなった大旦那。大旦那は、若旦那と全くの正反対な性格。その対比だけでも楽しいですが…外に出ていけないがお茶屋遊びをしたい大旦那。番頭のアイデアで、電話越しに三味線の音色や歌声を聴きながら、お酒を呑んだり肴をつまんだり。
なかなか楽しそうな趣向だなぁと思わず笑ってしまう演目でした。
続いて、笑福亭智之介さん「稲荷俥」。
ビビリの俥屋に使いの狐と思わせて、話を展開。
騙したつもりが〜という話。
この話を聴きながら現代でもありえそうな話だなぁと思ってしまいました。ただ、やっぱり人間は正直者の方が良いようですね。
智之介さんの顔が途中、真っ白な狐の顔に見えてビックリしました。これ、わたしだけかな?
そして、大御所!桂春團治師匠の登場。
「天満の白狗」。
人間になりたいと願う神社に住む白狗の願いが叶って人間になって、人間生活を送るという落語ならではの話。人間になっても人間になりきれていない狗っぽいところが可愛らしくもあり滑稽でもある楽しい話ですねぇ。
春團治師匠は、本当に品の良い落語家さんですねぇ。神戸の落語家さんは皆さん品が良いのかもしれませんね。…師匠…神戸…かしら?
そして、本日第三回目の中入り。
ロビーでは、振る舞い酒が!お正月…新春らしい光景です。
皆さんほろ酔い気分で席に戻り…
明けてまずは、桂あおばさん「七段目」。
芝居好きの若旦那に手を焼いている大旦那。
いくら言っても辞める気なし!丁稚さんを呼んで注意をするようにいう大旦那。丁稚さんもなんとか注意をするものの…注意を聞かない若旦那。苦肉の策のアプローチのつもりが…若旦那と一緒にお芝居ごっこをするという展開。まるで、ミイラ取りがミイラになったような展開。
お芝居ごっこの場面は見応えがありました。
もう一度、見てみたいですね。
続いて、桂三語さん「風呂敷」。
ある夫婦の夫婦喧嘩に巻き込まれる世話人さん。
間男や亭主の描写が面白く、話の展開も終始笑いっぱなしになる話ですね。
こういう世話人さんが身近にいると助かりますよね…そういう場面になることは無いですけどね。
そして、トリは…桂三弥師匠「鯛」。
新春寄席にピッタリな演題!
料理屋さんの水槽の中の鯛たちの会話。ディズニーアニメのような喋る魚たち。展開が楽しい話ですねぇ。
こちらの演目も文枝師匠の三枝師匠時代の作品。
ほかの方がされているのを拝見したことはありますが、三弥師匠バージョンは、他の方のものとは違っていました。ところどころ、アドリブ?も入っていて、ハッピーな仕上がりでした。
終演。
出口では、紅白のお餅が配られていました。
あぁ〜、楽しい新春寄席でした。
今年も一席でも多く落語を観たいです。