人の寿命とは…

一本の糸のようなものだと思う。この糸の長さは、皆同じ長さを持って生まれてくるんだと思う。

でも、人生は真っ直ぐではない…紆余曲折、アップダウンがあるもの。アップダウンの波形で人生は、進んでいくのだと思う。

同じ長さの糸でどんな波形を描くかで、何処までの距離を描けるかが違ってくるんだと。

なるべく浮き沈みの少ない、穏やかな波形の人は、真っ直ぐに近い分、長い距離を進むことができる。つまり、長生きすると。

その代わり、生まれつき波瀾万丈の人生なら浮き沈みの激しすぎる波形で、あっという間に糸は無くなってしまう。短い距離しか進むことができない。つまり、短命になると。

ただし、短い分…人生の面は幅広く、それが人に厚みや深みというのを与える。その厚みや深みが人の個性となる。面白い人生になる。

穏やかな波形の人生を望む反面、穏やかに生きられない波に身を置き生きる私は、長生きはしないだろうと思う。

人の寿命は、一本の糸が描く波形そのもの。誰ひとり同じ波形を描くものは、いない。全てがオリジナルなんだ。

私は、どんな波形を描いてきたのだろう…これから、どんな波形を描いていくのだろう?