産後のママたち、ゆっくりできていますか![]()
生まれてきてくれた赤ちゃんのお世話、がんばるぞ!と一生懸命なママたちです。
だから、そんなふうに自分で思うのはなかなか難しいかもしれません。
まずはしっかり横になって休むことが必要。
堂々と休んでくださいね。
こんにちは、理学療法士のどいともみです。
産後にしっかり休んだ方が良い理由、姿勢や身体の動きの視点から見える化しながらお話したいと思います。
そもそも二足歩行の人間
話題が違うと思われそうです。でもここから考えてみますね。
四足歩行の動物と比べ、私たちは姿勢を保つ方法が違います。4点で支えているのと2点で支えているのは安定感が違います。
そして人間の足は小さく、支える点が小さい。
リカちゃん人形で考えてみましょう。倒れないでまっすぐ立たせるのは結構難しい。
重力に負けないで背筋を伸ばして立ったり動いたりすることは、実はとてもバランスの必要なことです。
そのバランスに必要なのが「姿勢を保つための筋肉」
二本足で立ってもグラグラせず、そこからいろいろな動きができるのは、この姿勢を保つ筋肉が常に働いているからです。
青い部分が「身体の軸」を作る筋肉です。
普段はほとんど意識することはありません。姿勢を保つことは無意識の働きです。
でも、身体が傾いたり動いたりするたびに転ばないように、こうして筋肉たちが微調整し合いながら働いているおかげで、私たちは重力に負けないで姿勢を保つことができるのです。
妊娠するとどうなる?
さて、妊娠するとその筋肉たちはどうなるでしょうか。
大きくなる子宮を収めておくため、お腹の中にスペースが必要です。身体の軸を作っていた筋肉たちも、大きく大きく引き伸ばされます。
横隔膜は上に上がり、腹筋は伸ばされ、骨盤底筋は押し下げられます。
もともと姿勢を保つために無意識で働いていた筋肉たち、じわじわと伸ばされていくのがお分かりでしょうか。
出産するとどうなる?
約10ヶ月かけて引き伸ばされた筋肉は、お腹のスペースが必要無くなったからといってまたすぐにキュッと収縮して姿勢を保てるようにはなりません。
疲れている状態だと考えるとわかりやすいです。
ということは、
産後すぐは、自分1人の姿勢を保つことそのものが大変な状態、
と言えます。
これまでが無意識にできていたからこそ、気付きにくい点でもあります。
産褥期は
今回は筋肉だけに焦点を当ててお話ししましたが、逆に言うと、筋肉それだけで見ても産後は横になってゆっくり休むことが大切とわかります。
産後のママの身体はもっと複雑な変化も起こっています。
抱っこや沐浴や授乳におむつ替え。
赤ちゃんのお世話で今までやったことのない動作の連続は、身体にはとても大変です。
「大変」に思っていい。
だってやったことがないんだから!
まずはご自身の身体を回復させながら少しずつ少しずつ。
お腹を守るために身近なものでは、さらしでお腹を巻いて保護してあげるのが良いと思います。
腹筋の外側にもう一枚筋肉を作るようなイメージで巻いてみてください。
立って作業するとき、巻いたさらしが腹筋を重力から守ってくれるので、お腹の筋肉も働きやすくなります。
ポイントはぎゅーーっと締めないこと。
さてこんなことを書いている私ですが、出産したらすぐにお腹がぺっちゃんこに戻ると思っていました![]()
勉強していくうちにそうではないことがわかり、どうやって身体を戻していけばいいのかを知ることの大切さを痛感しました。
日常生活、睡眠不足の生活、気合でできてしまうからといって無理をしてしまうこともあるでしょう。
でも、もっとママの身体は大切にするべき、されるべき。
身体が疲れにくく元気であることは、今後の育児に必ずプラスになります。
そして、育児のためだけではなく、ご自身がずっとお付き合いする自分の身体だから。
人生を楽しく元気に過ごすため、ぜひぜひ産後の時期に自分の身体と向き合うきっかけにしてくださいね。
お付き合いいただきありがとうございました![]()







