2023.11.20

 

 

比叡山に行った時の話です。

 

 

大阪で生まれ、京都在住ながら、滋賀にある比叡山に行った事が無かった私。

今回やっと、行く機会が。

 

まずは、比叡山ドライブウェイの「夢見が丘」に寄りました。

 

展望台からは琵琶湖が見えます。

 

大阪人って琵琶湖を見ると「あっ琵琶湖~!!」ってなりませんか?

私だけ?

京都人の旦那は全くその感覚は無いそうです。

 

        

京都と滋賀の県境を見た後は「根本中堂」へ。

 

根本中堂は、比叡山の「東塔地域」にあります。

 

 

万拝堂(萬拝堂)は根本中堂大坂を登ったところに。

日本全国の神社仏閣の諸仏諸菩薩諸天善神を勧請し、合わせて世界に遍満する神々をも共に迎えて奉安して、日夜平和と人類の平安を祈願しています。

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HPより)

 

文殊楼は、高い石段を隔て根本中堂の東側に。

延暦寺の山門にあたり、徒歩で本坂を登ってくると、まずこの門を潜ることになります。
慈覚大師円仁が中国五台山の文殊菩薩堂に倣って創建したものですが、寛文8年(1668)に焼け、その後建てられたのが現建築です。
国重要文化財に指定されています。

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HPより)

 

根本中堂・・・(行った時は工事中でしたが)

延暦寺では三塔即ち東塔・西塔・横川にそれぞれ中心となる仏堂があり、

これを「中堂」と呼んでいますが、東塔の根本中堂はその最大の仏堂であり、延暦寺の総本堂となります。

本尊は薬師如来です。
 

延暦寺を開いた伝教大師最澄が延暦7年(788)に創建した一乗止観院

(いちじょうしかんいん)が元であり、その後何回も災害に遭いましたが、

復興の度に規模も大きくなりました。
現在の姿は徳川家光公の命で寛永19年(1642)に竣工したものです。

ご本尊の前には、千二百年間灯り続けている「不滅の法灯」も安置されています。
建物は国宝に指定されています。

廻廊は国重要文化財に指定されています

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HPより)

 

東塔は延暦寺発祥の地であり、本堂にあたる根本中堂を中心とする区域です。
伝教大師最澄が延暦寺を開いた場所であり、

総本堂根本中堂をはじめ各宗各派の宗祖を祀っている大講堂、

先祖回向のお堂である阿弥陀堂など重要な堂宇が集まっています。

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HPより)

 


境内ある、宿坊延暦寺会館では、修行体験が出来るみたいです。

早朝の宿泊者だけが出来る個人体験をしたかったけど、

今はやっていないみたい・・・

 

「延暦寺」とは、

比叡山の山内にある1700ヘクタールの境内地に点在する約100ほどの堂宇の総称です。

延暦寺という一棟の建造物があるわけではありません。

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HPより)

 

      

行った時に「比叡山摩訶不思議伝説ウォーク」というイベントがやっていて、

各所に「摩訶不思議パネル」が設置してありました。

右上は「なすび婆」

比叡山七不思議の内の1つの妖怪。

なすびの様な顔色をした老婆、正体は八百年前、宮中に仕えていた女官で、

生肉が好きで動物を殺して食べていた為、死後、魔界に落ちて妖怪に。

悪行を悔やみ、常に比叡山の仏・菩薩に祈る事を忘れなかったので、

魔界に落ちた身であったが、心は比叡山に住む事ができたとされている。

比叡山の堂房などに現れて、不気味にニタリと笑うが、特に悪さはしない。

織田信長が比叡山を焼き討ちにした時は、大講堂前の鐘楼堂の、鐘を

打ち鳴らして火の手が迫ってきている事を僧侶たちに知らせたとの事。

 

↑阿弥陀堂

昭和12年(1937)に建立、檀信徒の先祖回向の道場です。

本尊は丈六の阿弥陀如来です。

阿弥陀堂前の鐘楼は国重要文化財に指定。

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HP参照)

 

↑東塔

昭和55年に阿弥陀堂の横に再興。

最澄は日本全国6か所の宝塔を建て、日本を護る計画をされましたが、

その中心の役割をするのがこの東塔になります。
本尊は大日如来をはじめとする五智如来、

塔の上層部には仏舎利と法華経が安置されています。

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HP参照)

 

      

その後、東塔地域から西塔地域へ移動。

西塔地域には、「親鸞聖人修行の地」がありました。

 

 

此処にも「摩訶不思議伝説」のパネルが。

「弁慶のにない堂」

同じ形をしたお堂が廊下によって繋がっています。

左が、四種三昧のうち、常行三昧を修す阿弥陀如来を本尊とする常行堂、

右が法華三昧を修す普賢菩薩を本尊とする法華堂です。
弁慶が両堂をつなぐ廊下に肩を入れて担ったとの言い伝えから、

にない堂とも呼ばれています。
国重要文化財に指定されています。

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HPより)

 

↑西塔の本堂にあたるのが、この転法輪堂です。

一般にはご本尊の釈迦如来にちなみ、釈迦堂の名で知られています。
現在の釈迦堂は、延暦寺に現存する建築中最古のもので、

もとは三井寺の園城寺の金堂でしたが、

秀吉が文禄四年(1595年)に西塔に移築したものとなります。
西塔鐘楼と共に国重要文化財に指定されています。

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HPより)

 

西塔は本堂にあたる釈迦堂を中心とする区域です。
東塔から北へ1キロメートルほどのところにあり、

第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれました。

本堂は釈迦堂(転法輪堂)です。

他に修行のお堂であるにない堂や

伝教大師最澄上人の御廟所である浄土院などがあります。

(天台宗総本山 比叡山延暦寺HPより)

 

 

三ヵ所目は「横川地域」

横川は本堂にあたる横川中堂を中心とする区域です。
西塔から北へ4キロメートルほどのところにあり、

第3世天台座主慈覚大師円仁によって開かれました。

本堂は、遣唐使船をモデルとした舞台造りの横川中堂です。

他に往生要集著者の源信僧都が隠居していた恵心堂やおみくじ・

魔除けの角大師で有名な元三慈恵大師良源を祀っている四季講堂

(元三大師堂)などがあります。

 

↑横川の本堂にあたるのが、この横川中堂です。

舞台造りで全体的に見て船が浮かんでいる姿に見えるのが特徴です。
お堂の中央部が2メートル程下がっていて、

そこに本尊として慈覚大師円仁作と伝えられる聖観音菩薩

(国重要文化財)が祀られています。
現在の建物は昭和46年に再興された建物です。

境内の横川鐘楼は国重要文化財に指定されています。

 

↑慈恵大師良源(元三大師)の住した定心房は、

康保四年(967)村上天皇の勅命により、

四季に法華経をはじめとする大乗経典の講経論義を行う道塲に

定められたことから、四季講堂と改称します。

 

現在のお堂は承応元年(1652)、後水尾天皇の勅願によるもので、元三大師御廟(みみょう)と共に国重要文化財に指定されています。

 

    

現代行われるおみくじは、元三大師が考案したと言われており、

元三大師堂はおみくじ発祥の地とされています。

 

元三大師の滅後、元三大師を祀るようになったことから

元三大師堂と称されています。

 

 

角大師(つのだいし)の護符を授与しており、厄除け・魔除けの護符と

なっています。

    

以上の横川地域は、(天台宗総本山 比叡山延暦寺HPより)

 

 

この辺りは、人が少なくゆっくりと観光が出来ました。

 

観光客が多かったのは、「東塔地域」。

 

この時の時間は16時頃ですが、薄暗い感じがします。

 

「比叡山もみじ祭」期間で、無料で抽選会に参加出来ましたよ。

始めて行った比叡山でしたが、東塔・西塔・横川の各所を

しっかり見ようと思ったら、1日では時間が足りない・・・

また季節を変えて来たいと思いました。

 

 

            完