「…『最近ユノが口数が少なくなった気がするんだけど』……とチャンミンさまがご心配なさっておいででございますが?…」
ある日取引先からの帰り道でチャンミナが好きなスイーツの店を見つけたので購入して屋敷に寄ったんだがチャンミナは買い物に出かけたと家政婦から聞き
「…仕方ないなぁ～💨それじゃこれお前達から渡しておいて…お茶の時間に一緒に食べればいいよ」
「…ありがとうございますユノさま」
「…もう間もなくチャンミンさまもお帰りになると思いますよ?お待ちになりませんか?」
「…あ〜待っていたいんだけどね～」
車の前で待つ秘書達をチラッと見る
「……午前中の業務は終わりましたのでお時間ございますよ?たまには『ご夫夫』でお昼ごはんを召し上がられては?」
「…いいのか!?」
「…はい(^^)今日は朝早くから会議とか取引先との会合とかお忙しかったですし…こんな時間はなかなかありませんからね～たまにはよろしいのではないでしょうか?」
「………何だか午後からが恐ろしい気がするんだけど?定時には帰れるよな?」
「…さぁ〜それはユノさま次第にございます(^^)」
その笑顔が怖いって言うんだよ!!
で
冒頭のセリフを
家政婦達から聞いたんだ
「…え?そうか?そんな事ないと思うけど?」
「……チャンミンさまはユノさまと違って感の鋭いお方でございますので…ユノさまご本人がお気づきにならないだけかと存じますが?」
おいっ!?
俺そんな鈍いか?
「…病院でも静かに先生のお話を聞いておられるとか?以前のユノさまでしたらすぐに苛立っておられたのに」
「…俺だっていい大人なんだからさ?わきまえてるよ」
「…………40間近にして…ようやくでございますか?」
「………悪いかよ!?気づけただけでもいいだろ!?」
家政婦達も秘書達もため息を吐く
「…ただいま……!?…え?ユノ!?え?どうしたんですか!?お、お仕事は!?何かあったんですか!?」
両手にぎっしり詰まって重そうなエコバックを持ったチャンミナが俺を見て立ち尽くしている
「…あ、おかえり〜チャンミナ♡いや出先の帰りにさぁ～お前の好きなスイーツの店見つけてさぁ〜買ってきたんだ」
「…え!?わざわざ!?夜でもよかったのに…でもありがとうございます…嬉しいです∥∥∥」
大きな瞳をキラキラさせて喜ぶ『愛妻』が
めっちゃ可愛い♡♡
「…午後の仕事始めまで時間あるし今日は一緒にお昼ごはんしようか?」
「…ほんとに!?あ、でもどうしよう…まさかユノがいるなんて思わなかったから簡単に炒飯とかですまそうって家政婦さん達と言ってて…夕食と明日の分の買い物しかしてないんですけど…」
「………何でもいいよ～お前と食べられたら♡」
「…や、やだなぁ～∥∥∥あ、それじゃすぐに作りますね?」
ぱたぱたとキッチンに入っていくチャンミナ
「…うわぁ!!美味しそう☆食後にみんなで食べましょうね～^_^」
喜んでくれて俺も嬉しい
ってかさぁ?
その両手いっぱいのぱんぱんになったエコバックには何が入っているんだ?
聞きたいけど
聞けない
画像 お借りしました。
☆チャンミンがミュージカルに出演するというニュースが入りましたね!?
初?なのかな?
見たい!!
けど
韓国まで行くのは
ん～～