小さな天使♡あれから47♡ | kurichiのブログ

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改めてよろしくお願いします
東方神起にはまって5年目のまだまだ新米ペンです❗
拙い 妄想話を 書かせていただいてます。
よかったら チラッと 覗いてやってください。


…ミンジュ…

結局ミノと僕は5年間 海外で暮らした
長いようで短いようで
それなりに充実した5年間だった気がする

「…ミンジュ?支度できた?」
「…うん」
「…それじゃ行こうか?」
そして
パパ達が待つ懐かしい自国ヘ
「……ふたりとも喜んでくれるかな?」
「…連絡してあるんだろ?」
「…うん…電話の向こうでチャミパパがパニッくってた」
「…あはは…わかる気がする」
ミノが優しい視線を送る
その相手とは
僕の胸の中で すやすやと眠る愛おしい存在
そう
僕達は 海外に居る間に あらゆる手続きをふんで 子供を『授かった』んだ

きっかけは ミノの職場にいる同性カップルだった
そのカップルには小さな子供がいた
話を聞くと
片方の遺伝子を受け継いだ子供だと言う
自分達が生きた証を残したかったと
衝撃だった
僕はともかくミノは子供好きで 公園などで遊んでいる子供を見ると なんとも言えない愛おしそうな目をむける
その話を聞き 僕はすぐに病院を探した
ミノの遺伝子を残したい
そう思ったから

ミノは
「…そんな事してまで!!」
と言ったけれど
「…僕は同性カップルの『息子』として生きてきたけど 後悔はしていない!!むしろ どの家庭より大切にされてきたと思ってる!!僕達が愛情いっぱい注いで育てたらきっと大丈夫だよ」
「…それはっ!!…あのふたりが…」
「…僕達にだって出来るよ!!」
「…!!?…」

条件付きでミノの同意を得た
そして
僕達の元に
小さな天使がやって来たんだ

「……可愛い〜💞」
チャミパパは 赤ん坊にでれでれで  
さっそく
「…抱っこさせて?」
と 僕から赤ん坊を受け取り あやしている
「…こんなに小さい子を 飛行機に乗せるなんて!!」
ユノパパには 赤ん坊連れの長旅を叱られた
「…すみません」
「…だって!!仕方ないじゃない!?」
「…まぁまぁユノ…やっと帰って来たんだから…ね?
ふたりとも お疲れ様…」
「…チャミパパ〜」
「…食事の用意しておくから とりあえず荷物を整理しておいで?赤ちゃんは見てるから」
「…うん ありがとう!!」
「…ありがとうございます シム主任」
「……今は課長だよ?『チェ係長』(笑)」
「…あ、失礼しました(笑)」

赤ん坊をチャミパパに託し
「…あ〜!!💨帰ってきたぁ~!!」
ボスっ!!
ベッドにダイブ
「…ほんと久しぶりだな?」
「…うん…また ここからスタートだね?」
「…ああ あの子と『3人』でね?」

ミノとあらかた荷物を片づけてリビングに行くと
「…え?ユノパパ!?」
なんと!!
ユノパパが赤ん坊をあやしていたんだ
きゃっきゃっと笑い声を上げる赤ん坊
呆気にとられていると
「……どちらかと言うと ユノの方が子煩悩なんだよ?まぁ扱いは雑だけどね(笑)」
「…そうだったの?」
「…やだなぁ~?気づかなかった?」
「……うん…だって『母親』的な事はチャミパパがしてくれていたから」
「…それはユノが常にフォローしてくれていたから出来たんだよ」
「……そうなんだ」
ユノパパの『息子』になって20数年
初めて知った事実

「…帰国とミノの昇進を祝って」
「…『孫』の『誕生』もだろ?」
「…あ!!そっか…じゃ乾杯!!」
「…おいっ!!端折るな!!」
「…でも我が家初めての女の子だね~?」
「…あ〜そうだね?あ、名前は『ミレィ』です」
「…『ミレィ』?」
「…そう未来永劫 幸せでありますようにって付けたんだ」
「…いい名前だね?『ミレィ』」
「…我が家に また 小さな天使がやってきたんだね?」


「……ね?ミンジュ?」
「…何?」
洗い物をしながら チャミパパが囁いた
「…ミレィって 何となくミンジュに似てない?」
「…………さぁ〜どうだろ?」



_fin_
お付き合いありがとうございました。