「ようこそ!!またお越しいただけるとは!!」
僕が来た事をホールスタッフから聞いたオーナーシェフが厨房から出てきた
やたらニコニコと笑いかけるシェフに
ユノの顔が曇った
「…あ、あの節は義母とお世話になりました…今日はパートナーを連れて来たんです」
「…パートナー…?…!!?…あ!?チョン家の…!!?」
すっと立ち上がり
「…チョン・ユンホです…シェフの料理を楽しみにして来ました…」
にっこりと微笑み手を差しだすユノの
まぁ～∥∥∥かっこいい事∥∥∥
慌てて
「…!!…こ、これは!!💦恐れ入ります!!お、お口に合えばいいのですけれど💦」
「…いやいや…実は家で週に1度薬膳料理を食べさせられているのですけどね?…自分の身体に合うのかすこぶる調子がよいのですよ!?…それにチャンミナがもっとレパートリーを増やしたいと言いますしね?…それで1度お邪魔しようと思いまして」
…にっこり(^^)…
「…そ、そうですか!?💦
では頑張って調理させていただきます」
「……母さんの言うとおりだな?」
「…え?」
「……あまり人間性はよくないって事」
「…そうかなぁ~?」
「…お前は世間知らずだからなぁ~…」
…むっ(｀ε´)…
「…まぁ救いなのは料理がすこぶる美味い事…客はあのオーナーシェフではなくて美味い薬膳料理を食べに来ているんだから…今まで自分の態度を咎められた事がなかったんだろうな…」
「…お義母さまも…『私達も気をつけましょうね?』とおっしゃいました」
「…ん…『人の振り見て我が振り直せ』…って事だな?」
「…ユノ…すごい!!!…そんな格言知っているなんて!!!」
「………ちょっと待て!!!…チャンミナ?お前さぁ~?たまに思うんだけど…俺の事……」
「あ!!?ユノ!?これこれ!!!…このスープが絶品なんですよ!!?…ほら!!…温かいうちに飲んでください!?」
「………あ?…あ、ああ…」
やばいやばい💦
もう少しで機嫌損ねるところだった💦
「ん!!?♪美味い!!♪」
「…ね!?」
にっこり
「……お前には適わないな(笑い)」
薬膳スープのレシピを改めてもらって
久しぶりの僕とユノの『デート』は終わったんだ
「…今度はお義母さまと3人でまた来たいですね?」
「……そうだな…」
またスープを作ってさしあげよう♪
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