…弟の決心が 揺るがないとわかった伯母は
「…留学したい気持ちは わかったけど…後1年待てないの?」
と
引き延ばしにかかった
「今がチャンスなんだよ…学費も あちらでの寮費もいらないなんて 魅力的じゃない!?」
「……それは そうだけど…ユノの結婚を控えているのに…どうして 今なの⁉️」
「……ヒョンも 承諾してくれたんだから いいじゃない!!」
「チャンミン!!?」
「…とにかく‼️ 僕は 年明けには あちらに行くからね⁉️」
納得いかない伯母
「…絶対に変だわ‼️ ユノ? あんた達 何かあったんじゃないの!?」
「…何かって何?」
「…わからないけど…あんたの『婚約式』以来 あの子 おかしいもの!!」
「……何にもないよ‼️ チャンミナが 決めた事なんだから…俺は 反対する理由なんてないからね? 将来の為にもなると思って 今 留学するって決めたんだろうから」
「…だって‼️」
「……伯母さん…あいつだって もうすぐ 20歳になるんだよ? もう 立派な大人なんだ…黙って 行かせてやってくれないかな?」
「………ユノ……」
「…正直 俺も 驚いたし 淋しいけど…あいつの為だと思って 承諾したんだ」
それでも
ぐちぐち言う伯母に
「…チャンミンは ユノに 少しでも 負担をかけさせたくないと思って 今 決めたんだろう…素晴らしい『兄孝行』な弟じゃないか?」
伯父の一言に
「……まぁ～…そうかも知れないわね?…あの子も 悩んだ末の決断でしょうから…」
「…それに 2年だろ? 一生 会えないわけではないんだし…たまには 帰って来るだろ?」
「……そうね?…突然の事で ちょっと 私 パニックになってしまったかも……」
帰って来るのか わからないけれど
「…そうだよ⁉️ 俺やチャンミナにとって 伯父さんと伯母さんは『父母』みたいな存在なんだから‼️ あいつだって それを 忘れるわけないんだ‼️ だから…許してやってよ?」
「……そうね?…一番淋しいのは ユノ…あんただものね?」
淋しい
そうだよ⁉️
淋しいよ‼️
いや
淋しいなんて 言葉では 言い表せないくらいだ‼️
身を切られるように
切ない
悲しい
悔しい
チャンミナ?…
ヒョンは お前の為だと思って 耐える事にしたんだ
でも
それは 大きな 間違いだったと
後で 思い知らされた