ユノの『浮気疑惑』も 解決して
いつものように 平穏な日々を 過ごしていた
買い物帰り
自宅近くの公園で 一休みする
…僕の日課だ…
『お前…そんな暮らし 飽きないか?』
親友のキュヒョンは そう言うけど
「飽きるなんてないよ? どうして?」
『…だってさぁ? 毎日毎日 同じ事の繰り返しじゃん?…刺激があるわけでもないだろうし…朝 ユノさんを見送ったら 家事をして 買い物して 帰って……って…俺なら 退屈で すぐに 根を上げるなぁ～💨』
「…ふふ…刺激ばかりじゃ 大変な事になるじゃん?…それに 家事も結構 楽じゃないんだよ? 力仕事なんだから‼️ 『結婚』してから 母親を尊敬したよ⁉️」
『……そんなものかなぁ～?』
「それに 好きな人の為にやるんだから 飽きるなんて思ってもいないし」
『あ～💨 はいはい…まぁ たまにでいいから 俺と『デート』してくれよ?(笑)』
「ぷっ(笑) ユノに 背骨 折られる覚悟があるならね(笑)」
『いやいや(汗) それは嫌だ‼️(笑)』
「ふふ…家に遊びに来ればいいのに」
『………ん～………考えとく』
ユノと『結婚』すると決めた時
大反対する家族や知り合いを
説得してくれたのは キュヒョンだった
「人を愛する気持ちが 大事なんですよ⁉️ それは 異性だろうと 同性だろうと 関係ない!! この人と 添い遂げたいと思った人が 運命の人なんです‼️」
……周りもだけど
僕も あの言葉に 後押しされて
ユノと『結婚』したんだ
だから キュヒョンは 僕にとって ユノや お義母さまや 僕の両親､妹と同じくらいに大切な存在なんだ
「……それってさぁ? 『不倫』ってやつ?」
「…は?」
キュヒョンとの会話を 夜 帰宅したユノに話したら
ちょっと膨れっ面をして そんな事を言ったんだ
「……なんで『不倫』になるんですか?」
「だってさぁ? 『デート』の誘いとかさぁ⁉️『大切な存在』とかさぁ!?」
「……親友なんですから‼️ 大切でしょ⁉️ 彼は 僕のたったひとりの親友なんですよ⁉️ それに キュヒョンだって 本気なわけないんですから‼️」
「………わからないじゃん⁉️」
「……はい⁉️」
「だから‼️ キュヒョンの気持ちは 誰にも わからないって言ってんだよ‼️」
……何を言い出すんだ⁉️
「チャンミナ!? お前は 綺麗だ‼️ どんな女性より 魅力的だ‼️ たとえ 親友であろうと!! 邪な感情が まったくないとは 言えないんだよ⁉️」
「………あなたは……そんな事 思っていたんですか?」
「…え?」
「…『妻』の大事な親友の事…そんな風に 思っていたんですか!?」
「い、いや だから…もしもの話で…」
「………さいってい!!!」
「…!!!?…」
僕は 夜中に 荷造りをはじめた
「チャ、チャンミナ!? な､何をしてるんだ⁉️」
「わかりませんか⁉️ 荷造りです‼️」
「い、いや…だから 何で!?」
「……僕の大事なたったひとりの親友を 侮辱するような人と これ以上 一緒にいたくありません!!! 出て行きます‼️」
「…!!!?…チャンミナ!? や､やめてくれよ‼️ 俺が悪かった!!…このとおり!!! 出て行くなんて 言わないでくれよ‼️」
土下座するユノを 無視して
「……実家に帰らせていただきます‼️」
画像 お借りしました。