鏡開きも終え、
連日の甘いぜんざいが、、、お正月太りに拍車を掛け
もはや転がして動かす方が速いのではないか
と思われる我が身体
えらいこっちゃ
餅にも見える己の姿よ~
さてさて、寒波到来❗
寒いですね
皆様どうぞお気をつけくださいね
むかしむかしはもっと寒くて雪の積もる日も多くて、霜柱や氷柱は当たり前で、冬も長く辛いものだったと思います
おはようって起きて顔を洗おうにも、
水槽(魚用ではなくて生活用水を貯めておくもの)には氷が張り、
沢の水はキンキンに冷えてしびれるように冷たくて。。。
そんな日のかまどのお湯はとっても温かくて嬉しかったですね~
堀ごたつに入れる練炭の火おこしをして、火鉢にかまどの燠火を入れたら、
こたつが暖まるまで待てなくて、
火鉢に登ってよく怒られたものです
スイッチひとつで片付くものはなあんにもなくて、、、
暖をとるのも大変でした。。。
よく外でも遊びました。
寒かったので、みんなで走れる缶けりが主でしたね~。
集落中を駆け回りました。
どの家の敷地も垣根がないので楽しい遊び場になり、
怒られることもありません
汗だくになったら、山を登ります。
冬ならではの遊び、キンマです
木の馬が訛ってキンマ。
ソリですね。
祇園さんとお観音さんの横を登る細道は、
長年の雨水で深く削られて、赤土がむき出しになっていて、
急な登り坂でくねくねと蛇行したそこは木々に囲まれていつも湿気てて、長い冬の間はカチカチに凍りつくので誰も通りません
まさに天然のソリコース
土でできた半分トンネル型アイスバーン
急カーブの多い急傾斜のスリル満点
ちょっと危ないところでした
誰が作ったのか、いつからか、代々子ども達の冬の楽しみとして受け継がれてきたキンマ。
小さいうちはお兄さんお姉さんの後ろに乗って感覚を覚えます
カーブが来る度に体を倒し、、、
成長とともにいつのまにか前に乗れるようになっています
むかしむかしからの遊びなので、誰も危ないからと止めません。。。
今思うととんでもないですよね
ちょっと大きな子の後ろに乗せられて滑走するわけですから
キンマを担いで山を登って汗をかいては滑って涼む、まさに合理的な遊びですね~
祇園さんとお観音さんの御守りなのか、おかげさまで、事故もなくみな成長していきました
そしてこの寒い冬、山は農閑期に入るので、やって来る人がいました。
油搾り屋さんです。
圧搾機というのか、搾油機というのか、たくさんの道具を乗せてやってくるおじさん。
泊まり掛けでやってきては集落中の油を搾っていきました。
みなさんは、油を搾るところを見られたことありますか?
なかでもごま油は香ばしき香りがして最高でした
菜の花は土地がなくてあまり作れないので、わが家はおじさんが持ってくる一升瓶入り菜種油を買うことになります。
秋口に収穫したやぶ椿の実と胡麻をたくさん持っていき、
搾りたての椿油を小瓶に入れてもらい、ひと瓶のごま油と一升瓶の菜種油と交換するのです。
油の材料を潰したり煎ったりしたあと、
蒸籠で蒸して、
晒に包んで圧をかけて搾るんですね~
こうやって搾ってもらう油は、山の生活で貴重な品でしたので、
調理に使うことはあまりなかったのです。
だからなのか私はいまも油料理が苦手です
この油搾り、飽きもせずじいっと眺めている私でした。
何が面白かったのかわかりませんが、ひとりただ見てました。
実家の下の家の庭は広かったので、いろんなことに使われてきました。
そのなかでも、自家製の手もみ緑茶作り、ポン菓子屋さん、そして油搾り屋さん。
私の中の三大イベントで、興味津々
いつも最後にはひとりになっても見てる変な子でした
そういえば、実家の地方はお茶の産地なので、むかしむかしは茶の実から取れる茶油もあったそうです。
ただよい茶葉のためには花や実を付けさせてはいけないのです。
そのため今では幻の国産茶油になったかもしれませんねぇ
で、椿油ですが、使途不明ですよね。。。
なんと!父の贅沢品です。
農作業以外で外出する時の整髪、髭剃り後の整顔として使っていたのですねぇ
貧しくてもそれくらいの美味しいとこはちゃんと残してあったようですね
まあね、ある意味自給自足ですし。
最近ではいろんな油が見直されてますね。
エゴマ油や亜麻油とかね。
驚いたことに家庭用搾油機の販売もあるそうです
自家製の安全な油を作る、素敵なくらしですね~
ちなみに実家の母は、椿油を使った五島のうどんが大好きです。
子どもの頃の思い出、、、
遊んだ記憶しかありません
なあんにもない山のくらしでしたけど、
楽しかったですね
たくさんの子ども達に
子どもの頃の思い出が楽しかったことになるような、
そんな思い出が残ってほしいですね。
SNSにはもう、大きく芽吹いたふきのとうがアップされ、
沖縄では寒緋桜が咲いたそうです。
来週は大寒です。
もうすぐもうすぐです。
一進一退しながらも一歩一歩春に向かっています
ちょっとずつですが日の入りも遅くなってきましたし
節分前後の…どか雪
ここを乗り越えるまでもう少し頑張りましょう。
オリジナル図案
椿の刺し子です
輪郭だけではちょっと淋しいので、、、
花芯と葉っぱも刺してみました。。。
一目刺しにする図案作りは難しいです。。
でも、楽しくてやめられません
今日も長文におつきあいくださいまして、ありがとうございます
連日の甘いぜんざいが、、、お正月太りに拍車を掛け
もはや転がして動かす方が速いのではないか
と思われる我が身体
えらいこっちゃ
餅にも見える己の姿よ~
さてさて、寒波到来❗
寒いですね
皆様どうぞお気をつけくださいね
むかしむかしはもっと寒くて雪の積もる日も多くて、霜柱や氷柱は当たり前で、冬も長く辛いものだったと思います
おはようって起きて顔を洗おうにも、
水槽(魚用ではなくて生活用水を貯めておくもの)には氷が張り、
沢の水はキンキンに冷えてしびれるように冷たくて。。。
そんな日のかまどのお湯はとっても温かくて嬉しかったですね~
堀ごたつに入れる練炭の火おこしをして、火鉢にかまどの燠火を入れたら、
こたつが暖まるまで待てなくて、
火鉢に登ってよく怒られたものです
スイッチひとつで片付くものはなあんにもなくて、、、
暖をとるのも大変でした。。。
よく外でも遊びました。
寒かったので、みんなで走れる缶けりが主でしたね~。
集落中を駆け回りました。
どの家の敷地も垣根がないので楽しい遊び場になり、
怒られることもありません
汗だくになったら、山を登ります。
冬ならではの遊び、キンマです
木の馬が訛ってキンマ。
ソリですね。
祇園さんとお観音さんの横を登る細道は、
長年の雨水で深く削られて、赤土がむき出しになっていて、
急な登り坂でくねくねと蛇行したそこは木々に囲まれていつも湿気てて、長い冬の間はカチカチに凍りつくので誰も通りません
まさに天然のソリコース
土でできた半分トンネル型アイスバーン
急カーブの多い急傾斜のスリル満点
ちょっと危ないところでした
誰が作ったのか、いつからか、代々子ども達の冬の楽しみとして受け継がれてきたキンマ。
小さいうちはお兄さんお姉さんの後ろに乗って感覚を覚えます
カーブが来る度に体を倒し、、、
成長とともにいつのまにか前に乗れるようになっています
むかしむかしからの遊びなので、誰も危ないからと止めません。。。
今思うととんでもないですよね
ちょっと大きな子の後ろに乗せられて滑走するわけですから
キンマを担いで山を登って汗をかいては滑って涼む、まさに合理的な遊びですね~
祇園さんとお観音さんの御守りなのか、おかげさまで、事故もなくみな成長していきました
そしてこの寒い冬、山は農閑期に入るので、やって来る人がいました。
油搾り屋さんです。
圧搾機というのか、搾油機というのか、たくさんの道具を乗せてやってくるおじさん。
泊まり掛けでやってきては集落中の油を搾っていきました。
みなさんは、油を搾るところを見られたことありますか?
なかでもごま油は香ばしき香りがして最高でした
菜の花は土地がなくてあまり作れないので、わが家はおじさんが持ってくる一升瓶入り菜種油を買うことになります。
秋口に収穫したやぶ椿の実と胡麻をたくさん持っていき、
搾りたての椿油を小瓶に入れてもらい、ひと瓶のごま油と一升瓶の菜種油と交換するのです。
油の材料を潰したり煎ったりしたあと、
蒸籠で蒸して、
晒に包んで圧をかけて搾るんですね~
こうやって搾ってもらう油は、山の生活で貴重な品でしたので、
調理に使うことはあまりなかったのです。
だからなのか私はいまも油料理が苦手です
この油搾り、飽きもせずじいっと眺めている私でした。
何が面白かったのかわかりませんが、ひとりただ見てました。
実家の下の家の庭は広かったので、いろんなことに使われてきました。
そのなかでも、自家製の手もみ緑茶作り、ポン菓子屋さん、そして油搾り屋さん。
私の中の三大イベントで、興味津々
いつも最後にはひとりになっても見てる変な子でした
そういえば、実家の地方はお茶の産地なので、むかしむかしは茶の実から取れる茶油もあったそうです。
ただよい茶葉のためには花や実を付けさせてはいけないのです。
そのため今では幻の国産茶油になったかもしれませんねぇ
で、椿油ですが、使途不明ですよね。。。
なんと!父の贅沢品です。
農作業以外で外出する時の整髪、髭剃り後の整顔として使っていたのですねぇ
貧しくてもそれくらいの美味しいとこはちゃんと残してあったようですね
まあね、ある意味自給自足ですし。
最近ではいろんな油が見直されてますね。
エゴマ油や亜麻油とかね。
驚いたことに家庭用搾油機の販売もあるそうです
自家製の安全な油を作る、素敵なくらしですね~
ちなみに実家の母は、椿油を使った五島のうどんが大好きです。
子どもの頃の思い出、、、
遊んだ記憶しかありません
なあんにもない山のくらしでしたけど、
楽しかったですね
たくさんの子ども達に
子どもの頃の思い出が楽しかったことになるような、
そんな思い出が残ってほしいですね。
SNSにはもう、大きく芽吹いたふきのとうがアップされ、
沖縄では寒緋桜が咲いたそうです。
来週は大寒です。
もうすぐもうすぐです。
一進一退しながらも一歩一歩春に向かっています
ちょっとずつですが日の入りも遅くなってきましたし
節分前後の…どか雪
ここを乗り越えるまでもう少し頑張りましょう。
オリジナル図案
椿の刺し子です
輪郭だけではちょっと淋しいので、、、
花芯と葉っぱも刺してみました。。。
一目刺しにする図案作りは難しいです。。
でも、楽しくてやめられません
今日も長文におつきあいくださいまして、ありがとうございます