昨日は七夕でしたね
天の川は
見えたでしょうか?
カンカン太陽の
照りつける猛暑日から梅雨明け?かと思いきや…またもや雨降りの日が続きそうな空模様です
私の育った田舎では七夕というと8月7日です。ですから娘たちが幼い頃までは実家で旧暦の七夕の笹飾りを上げていました。
そのお話は8月に入ってからしたいなと思っています
さて今頃ふるさとの山のてっぺんにあった山桃はどうなっているでしょう
誰も足を踏み入れなくなって茨の山と化したようですし、お猿さんや(居るのかな?)鳥達のエサになっているかもしれません。
この山桃、父が生前に植えたものでとんでもなく大粒の実がなりました。
ですがこの木を植えるずっと昔から(祖父が幼少の頃からあった)この山には山桃の巨木がありました
竹林の上に根を下ろしミカン畑の下にありました。
あたりが薄暗く感じるほど葉を繁らせ、大きな幹から出たたくさんの太い枝は斜面じゅうに横たわるようにして走っていましたので、子ども達の絶好の遊び場でした
枝の上を歩いたりリンボーダンスをしたり、ぶら下がって斜面に向かってジャンプしたり。
欲を言えばハイジちゃんみたいにブランコを作ってほしかったですね~
ほとんど会話をしたことのないほど当時は怖い父でしたので、言えませんでしたね
この木は毎年この時期になるとたくさんの赤い実をつけます。
田舎の山は寒いので都会の街路樹より結実は遅いと思います。
その実が赤黒く変わると食べ頃です
小さくて粒々のたくさん集まったヤマモモは、熟すと甘酸っぱくて美味しかったのですが、何しろ食べる部分が少な過ぎて…
噛んだと思うと種があって、口のなかで果肉をゴジゴジしたら終わり
という何とも満たされない果実でした
ですから一粒ずつじゃなく、一握りを口いっぱいに頬張って
もぐもぐして種を飛ばして食べるのが普通でした
巨木でしたので収穫も大変で、傷まないよう梅雨の合間を狙って古い蚊帳を張ります。ええ、あの緑の麻のですね。梅の時にも活躍したあれです。
地面に触れないように張って両親が登って棒で枝を揺すったり叩いて実を落とします。
ここでもまたいろんな虫たちもいっしょに落ちてきます
大量の実が落ちると蚊帳も重みでたわんでしまいます。
竹で編んだ大きな大きなカゴに入れられると両親が天秤担ぎで山を降ります。
さあ選別です。無傷でキレイなものは出荷されます。
竹ザルに桧(ひのき)の葉を敷いてお皿にして上にヤマモモを綺麗に並べてまた桧の葉をかぶせます。
どうでしょう、今だったらとてもしゃれてませんか?
次にキレイな実は果実酒になります
大きな瓶にホワイトリカーと氷砂糖がどっさり。こんなに誰が飲むの~はい、またお土産にもなったのでしょう
そして、それでも残ったらお酒なしの出番です
これなら子どもも飲めますし~
毎日、氷砂糖が溶けるのを心待ちにしてましたね
そして最後に残ったボロボロのヤマモモの行く末は~
晒に包まれボールの上でぎゅーっと搾られます。フレッシュジュース
の出来上がりです
ここでやっとお手伝いのご褒美がでるんですよ~
そのままでもじゅうぶん甘くて美味しくおいしく飲めました
ここでもジャム作りは登場しませんね
お米が主食の山間部ではパンはでてきません。
もし食べられたとしてもおやつとしてで、しかもそこへジャムというしゃれたものが結び付くことはありませんでした
食べてみたかったです、ヤマモモジャム
ずっと後になってその巨木は切られました。作業が大変なこと、みかんの木が日陰になるからでしょうか。
代わりに今度は品種改良された山桃の木を山のてっぺんに植えました。
巨大飴玉のようなその実は確かに可食部分は増えましたが、所詮ヤマモモです。
ガッツリ食べられる果実ではないですよね
当時は何故そこまでして植えるのだろうと不思議でした
あとで知りました。
高級料亭の飾りやデザートに。
そして、果実酒にするため人気があったからです。
皮がないので早く漬かって綺麗で上品なローズ色が出るんですねー
ご婦人方に好まれたわけです。
甘くておいしいので、あまりお酒飲めない母も飲んでましたもんね
最近では美味しい果実や珍しい果物も増えて、加工の楽しみも増えましたね
逆にヤマモモをお店で見かけることもなくなりました。
以前、子ども達が遊んでいた公園の近くに山桃が植えてあって、時折年配のかたが収穫してあるのを見かけたことがあります。
懐かしくて一粒いただくと酸っぱくてとても食べられたものではありませんでした
そこで初めて実家のヤマモモがとても甘かったんだと知りました
なるほど、こんなに酸っぱかったら生食には向かないはすですね
その後その木は切られて別の植木になりました。公園の周囲を煉瓦敷きにするので、赤い実が落ちると汚れるからだとか。
こうやって少しずつ山桃の木は街路樹から姿を消していくのかとちょっと淋しい気がしました
そんななかSNSではたくさんの方々が果実酒やシロップにジャム、ジュースを作りました~とアップされているのを見ました…
古き良きものや暮らしかたが見直されてきていますよね。
書店を覗けば懐かしくてつい手にとって見てしまう道具などが特集されてたり。
とても嬉しくてホッとしています。
何でも便利になってすぐに手に入る世の中を突っ走って生きてきた世代には古くさくて不便~と感じておりました。
ですが先の方が短くなってしまった今では振り返ることの方が多く、こうやってお年寄りになっていくのね~と、思い出に浸っていくのか~などと悲観的になっていました。
ですが、これからはもっと自信を持って共感や興味を持っていただける方がいらっしゃれば発信し続けよう
と、少し前向きな姿勢になれました
思い出は思い出として、季節のその時々に、へ~、そんな暮らしもあったのね~、そう思っていただけたら嬉しいです

クロスステッチオリジナル図案
地図記号の
ヤシの木
と
果樹園を



トロピカルフルーツ色で刺しました。
夏色ブックカバーです。
今日も長文にお付きあいくださいましてありがとうございます
カンカン太陽の
私の育った田舎では七夕というと8月7日です。ですから娘たちが幼い頃までは実家で旧暦の七夕の笹飾りを上げていました。
そのお話は8月に入ってからしたいなと思っています
さて今頃ふるさとの山のてっぺんにあった山桃はどうなっているでしょう
誰も足を踏み入れなくなって茨の山と化したようですし、お猿さんや(居るのかな?)鳥達のエサになっているかもしれません。
この山桃、父が生前に植えたものでとんでもなく大粒の実がなりました。
ですがこの木を植えるずっと昔から(祖父が幼少の頃からあった)この山には山桃の巨木がありました
竹林の上に根を下ろしミカン畑の下にありました。
あたりが薄暗く感じるほど葉を繁らせ、大きな幹から出たたくさんの太い枝は斜面じゅうに横たわるようにして走っていましたので、子ども達の絶好の遊び場でした
枝の上を歩いたりリンボーダンスをしたり、ぶら下がって斜面に向かってジャンプしたり。
欲を言えばハイジちゃんみたいにブランコを作ってほしかったですね~
ほとんど会話をしたことのないほど当時は怖い父でしたので、言えませんでしたね
この木は毎年この時期になるとたくさんの赤い実をつけます。
田舎の山は寒いので都会の街路樹より結実は遅いと思います。
その実が赤黒く変わると食べ頃です
小さくて粒々のたくさん集まったヤマモモは、熟すと甘酸っぱくて美味しかったのですが、何しろ食べる部分が少な過ぎて…
噛んだと思うと種があって、口のなかで果肉をゴジゴジしたら終わり
ですから一粒ずつじゃなく、一握りを口いっぱいに頬張って
巨木でしたので収穫も大変で、傷まないよう梅雨の合間を狙って古い蚊帳を張ります。ええ、あの緑の麻のですね。梅の時にも活躍したあれです。
地面に触れないように張って両親が登って棒で枝を揺すったり叩いて実を落とします。
ここでもまたいろんな虫たちもいっしょに落ちてきます
大量の実が落ちると蚊帳も重みでたわんでしまいます。
竹で編んだ大きな大きなカゴに入れられると両親が天秤担ぎで山を降ります。
さあ選別です。無傷でキレイなものは出荷されます。
竹ザルに桧(ひのき)の葉を敷いてお皿にして上にヤマモモを綺麗に並べてまた桧の葉をかぶせます。
どうでしょう、今だったらとてもしゃれてませんか?
次にキレイな実は果実酒になります
大きな瓶にホワイトリカーと氷砂糖がどっさり。こんなに誰が飲むの~はい、またお土産にもなったのでしょう
そして、それでも残ったらお酒なしの出番です
これなら子どもも飲めますし~
毎日、氷砂糖が溶けるのを心待ちにしてましたね
そして最後に残ったボロボロのヤマモモの行く末は~
晒に包まれボールの上でぎゅーっと搾られます。フレッシュジュース
ここでやっとお手伝いのご褒美がでるんですよ~
そのままでもじゅうぶん甘くて美味しくおいしく飲めました
ここでもジャム作りは登場しませんね
お米が主食の山間部ではパンはでてきません。
もし食べられたとしてもおやつとしてで、しかもそこへジャムというしゃれたものが結び付くことはありませんでした
食べてみたかったです、ヤマモモジャム
ずっと後になってその巨木は切られました。作業が大変なこと、みかんの木が日陰になるからでしょうか。
代わりに今度は品種改良された山桃の木を山のてっぺんに植えました。
巨大飴玉のようなその実は確かに可食部分は増えましたが、所詮ヤマモモです。
ガッツリ食べられる果実ではないですよね
当時は何故そこまでして植えるのだろうと不思議でした
あとで知りました。
高級料亭の飾りやデザートに。
そして、果実酒にするため人気があったからです。
皮がないので早く漬かって綺麗で上品なローズ色が出るんですねー
ご婦人方に好まれたわけです。
甘くておいしいので、あまりお酒飲めない母も飲んでましたもんね
最近では美味しい果実や珍しい果物も増えて、加工の楽しみも増えましたね
逆にヤマモモをお店で見かけることもなくなりました。
以前、子ども達が遊んでいた公園の近くに山桃が植えてあって、時折年配のかたが収穫してあるのを見かけたことがあります。
懐かしくて一粒いただくと酸っぱくてとても食べられたものではありませんでした
そこで初めて実家のヤマモモがとても甘かったんだと知りました
なるほど、こんなに酸っぱかったら生食には向かないはすですね
その後その木は切られて別の植木になりました。公園の周囲を煉瓦敷きにするので、赤い実が落ちると汚れるからだとか。
こうやって少しずつ山桃の木は街路樹から姿を消していくのかとちょっと淋しい気がしました
そんななかSNSではたくさんの方々が果実酒やシロップにジャム、ジュースを作りました~とアップされているのを見ました…
古き良きものや暮らしかたが見直されてきていますよね。
書店を覗けば懐かしくてつい手にとって見てしまう道具などが特集されてたり。
とても嬉しくてホッとしています。
何でも便利になってすぐに手に入る世の中を突っ走って生きてきた世代には古くさくて不便~と感じておりました。
ですが先の方が短くなってしまった今では振り返ることの方が多く、こうやってお年寄りになっていくのね~と、思い出に浸っていくのか~などと悲観的になっていました。
ですが、これからはもっと自信を持って共感や興味を持っていただける方がいらっしゃれば発信し続けよう
と、少し前向きな姿勢になれました
思い出は思い出として、季節のその時々に、へ~、そんな暮らしもあったのね~、そう思っていただけたら嬉しいです

クロスステッチオリジナル図案
地図記号の
ヤシの木
果樹園を
トロピカルフルーツ色で刺しました。
夏色ブックカバーです。
今日も長文にお付きあいくださいましてありがとうございます