先日姉夫婦のお店に行った時のこと。
山の中腹にあるのでまだ自然がいっぱいです霧

雑木林のなかに棕櫚(しゅろ)の木があって黄色い花房をたくさんつけていましたニコニコ
子どもの頃、近所の子ども達とちぎって投げつけて遊んだものです照れ
棕櫚の皮は箒にも縄紐にもなり丈夫ですチョキ
三つ編みにすると栗毛のようで面白がって頭につけてふざけていました爆笑

辺りには淡竹(ハチク)が立っていましたので数本折り、皮を剥いでおきました。

道端にはたくさんの草苺が赤い実をつけており、主人は採るのに夢中です爆笑
そういった経験がないそうです照れ

娘達も幼い頃、夢中で採って食べていましたが覚えていないそうですショボーン

野山での体験をもっと写真に残しておけば良かったなと思いますあせる

孟宗竹の筍が終わる頃、淡竹が美味しくなり、真竹の出番です。
それぞれに美味しいのですが、私は淡竹のちょっと緑色でしゃきしゃきした歯応えが好きですもぐもぐ
お味噌汁や新じゃがと煮たら最高ですよ!!

話は変わって
実家から少し離れた石垣の上には大きな柿の木があって、その下は茗荷(みょうが)と蕗(ふき)が自生していました。
野生の蕗なので茎が細くて丈の短いものですが、とても美味しかったですもぐもぐ
まさにこれからが旬の食材です。

かまどでサッと茹でて水に取り、皮を剥いてまた水に浸しておきます(爪の先が茶色く染まるのが難点ですけどね)
そのままでもお浸しで食べられますが、日持ちしないので油で炒めて味付けしたら何日も食べられます。
薄緑色の爽やかな色が残るように短時間調理にするとしゃきしゃき歯応えの旬の風味が味わえますね音譜

家は石垣の上に建ててありましたので石と石の隙間まで利用されていました。
野ばらなどの花や植木の他に野生の韮(にら)もそうです。
土や肥料をもらってなかったようで常にヒョロヒョロでしたが、途中で切られてもどんどん生えてくる逞しい子でしたよ照れ
お味噌汁やうどんやそうめんに利用できる便利野菜でした。
「にら採ってきて~」と言われると一握りほど採るわけですが、時折先客のトカゲが居るのが怖くてガーン必ず棒切れで中をつついて大急ぎで千切ります。
このトカゲ錦色というか玉虫色に輝いている立派な生き物でした笑い泣き
山に住んでいて生き物が怖いのは大変不便でして、いつもぎゃあぎゃあ言って叫んでは耐え抜くしかないのですグラサン

韮は順に採って行くとまた次のが生えているという実に合理的な農法でして爆笑
年中利用できる利点(冬はさすがに伸びない)もあってお薦めの野菜です。
秋になると固い茎が伸びてきて先っぽに白く小さな花がいっぱい咲きます合格
可憐な花です。これ、種になるまで放置すると葉っぱや株が弱るので早々に切ります。この茎は固くて食べる気にならないです。

こうして山から頂く旬の野菜というか植物達は何とも言えない自然の色と風味を持っていて灰汁はあっても上手に抜けばからだに優しい食材となります照れ
栄養豊かな畑で育っていないので少量しか採れませんしヒョロヒョロですが、とても野生的な味が心に残る植物達ですウインク
よかったら味わってみませんかはてなマーク



オリジナルクロスステッチ図案
左:韮
右:蕗