今日は立夏カキ氷
春の長雨と梅雨の間の気持ちよく晴れる頃晴れのはずが…また雨です雨

昨日は端午の節句カブトでしたね。
幼い頃お詣りした水天宮祭は昨日が最終日でした。
お茶摘みを早々に切り上げて夜店に連れて行ってもらうのが楽しみでした照れ

でもこう度々雨が降るとまたまた思い出すおやつがありますピンクマカロン

ひとつ目は『ごろし』です。ずいぶん物騒なネーミングですね爆笑
水でこねた麦粉を茹でたものです。
片手に乗る位にちぎって細長い団子状にまとめたら並べてしばらく寝かせます。
その間にかまどで大鍋にお湯を沸かします。
生地を平たくして細長く伸ばします。寝かせた生地は驚くほどびろーんと伸びます爆笑
くっつかないようお湯のなかに入れすべてをふわふわになるまで茹でてザルにあげます。
このまま黒砂糖や砂糖醤油で食べることもありますが、油で炒めてから砂糖醤油で味付けしたほうが格段においしくなりますもぐもぐ
あらかじめ南瓜を煮てそこへ入れた南瓜ごろしは大好物でした音符


ふたつ目は蒸しパンです。
重曹を入れて具は南瓜か薩摩芋、ほんのり甘くして晒布巾に生地を流し込んで作ります。
年に一度位は干し葡萄入りを食べられることもありましたラブ

いずれも作ってもらえるのは、雨降りの農作業ができない日に限られていましたので、早くから自分でおやつを調達できるようになります爆笑

「おひつ」を覗いて塩おにぎりを作り、ご飯のない日は野山で食用草木実を食べ、唯一のガスコンロが使えるようになるとフライパンを使って『フナヤキ』を焼くようになりますむらさき音符
麦粉に砂糖と水を混ぜて焼いただけのクレープより少し厚いぐらいの代物です。
重曹があればすこしふっくらしますがペタっとした素朴なおやつですね照れ
質素だけれど自分でお腹を満たせることは自慢でしたし、何よりお腹をすかせることは辛かったあせる

バターなど見たこともない時代で、卵やハチミツは病人だけが食べる貴重な物、砂糖も油も大切でしたから滅多にないけれど、かりんとうやドーナツピンクドーナツも作ったことがあります。
伸ばした生地を成形して揚げて砂糖をまぶしただけの硬い代物でしたが大喜びしていただきました爆笑

後にホットケーキミックスや卵や牛乳、バターを使ったお菓子が作れるようになったときあまりのふんわり感にビックリしました!!

今思うとかまどがあったのだから鉄板とか金属容器など使えばパンやクッキーも作れたのではないかと。
ですが山で暮らす人の中に誰もそういう知識のある大人はいませんでした。
そういう時代でした。

親になって『魔女の宅急便』を見たときです。
キキが宅配の依頼先のおばあちゃん宅で薪のオーブンに火起こしするシーンがありました。
ニシンのパイなどと洒落た料理ですがかまどの置き火を避けてパイ皿を入れたとき、えー?これで焼けるの?えー?っと何度も見てしまいましたびっくり
こんな使い方あったのか、って。

かまどの薪を引いても残った炭火が勿体なくてこんなに熱いのに何かに使えないのかって毎日思ったものでしたから。

たまに父が網にかかった何とかって鳥を串焼きにするかガーンお正月にお餅を焼くくらいでしたので。

薪って炭焼き小屋やお風呂炊き、かまど以外の使い道知りませんでした。
後に焼き物やピザやパンにバーベキューができることを知ります。

文化の違い、パン食と米飯食の違いがかまどの利用法まで代えてしまうとは❗とほほ笑い泣き

では、次の機会にはかまどのお話をしましょう。




20数年前に作ったキッチン小物
野菜刺繍キルトは子ども達のお気に入りでしたハート
すでにシミだらけでボロボロですアセアセ

下に敷いているのはホットカーペットカバーですが、擦りきれては当て布して使っていますのでどんどん重量が増しています爆笑