あなたの芸術的感性とつながり、
時代にパラダイムシフトをもたらす未来型教育と表現の専門家
ろっぺんです。
大阪帰省中、ばあば、従兄弟たちと
買い物に出かけた日があり、
おもちゃコーナーでの娘の様子を
見ていた義母が
「ぜんぜん欲しがらないのね」
とおどろいてたのですが、
２歳児、３歳児って、おもちゃのような
人工物をそんなに欲しがらないものだと
思ってました。
３歳のお誕生日は、あまりの興味のなさに
がっかりしたくらいだった鈴木家（笑）
お母さまがた、いかがですかね（笑）？
保育士さんにも聞いてみたいろっぺんです。
おもちゃより、小石やら木の葉やどんぐりといった
自然のもに対しての方が、欲しい気持ちが
勝ってる気がするし、その辺に放っておいたら
娘が手にしてるのは石ころですね（笑）
保育園に行けば、毎日、園庭から小石を
収集してきます（笑）
で、石ころも葉っぱも、何でもいいのかと
いうと、そうでもなくて、彼女なりのルールで、
結構こだわりもって選別してます。
０歳児の秋、ベビーカーに乗せて紅葉した
葉っぱを渡したときも、欲しいものしか
手にしなかったので（笑）
赤ちゃんがいらっしゃるママも試してみて
くださいw
男の子と女の子でも違うかもしれませんね。
『野生の思考』という本で
引用されているA.H.スミスの論文 (1960年)
‥‥・*・‥‥………‥‥・*・‥‥………‥‥・*
（その島では） 子供でさえ、木材の小片を見ただけでそれが何の木かを言うことがよくあるし、
さらには、彼ら現地人の考える植物の性別でその木が雄になるか雌になるかまで言い当てる。
その識別は、木質部や皮の外観、匂い、堅さ、その他同種のさまざまな他の特徴の観察によって
行われるのである。何十種という魚類や貝類にそれぞれ別の名がつけられているし、またそれらの
特性、修正、同一種の中での雌雄の別もよく知られている。
‥‥・*・‥‥………‥‥・*・‥‥………‥‥・*
ここで記述されている「その島」というのは
沖縄県の石垣島です。
著者のレヴィ＝ストロースは
「こういう知識は必ずしも実用のためではない」
「人間には物的欲求とは別に知的欲求がある」と言い、
‥‥・*・‥‥………‥‥・*・‥‥………‥‥・*
自然界に対してこのような知的姿勢で向かうもの、それによって自分の中に
自分なりの知の体系を持つものは、そこから臨機応変に有意義なものを作り出す。
「ありあわせの道具材料を用いて自分の手でものを作る人」をブリコルール（Bricoleur）と呼ぶ。
その種の仕事はブリコラージュ（Bricolage）と呼ばれる。
‥‥・*・‥‥………‥‥・*・‥‥………‥‥・*
これを読んだ当時は、神話についても
ブリコラージュであると書かれていたので、
小説、芸術やアートのような創造する営み、
あるいは身近なケースではお料理と
重なったのですが、
今見返すと、
子供って、ブリコルールであり、
彼らがつくるものの全てがブリコラージュ。
子供たちはおもちゃでも創造的に遊びますが、
でも何の変哲もない小石とか木の葉で
ブリコラージュすることの方がもっと自由で
自在で、何でも作り出せて楽しそう（笑）
子供の頃のブリコラージュの体験の数々は
一見小石のような物質的コラージュでありながら
投影しているのは、情報のコラージュです。
積み重ねたや並べた石で
なにを想像＆創造しているかというと
情報空間の創造をしています。
人になったり動物になったり、
あるいは森や家、物語まで自由自在に創造して
遊びながら披露してくれますよね。
そんな原体験を、人間の誰もがしているのも、
物質的質感があるのも、多彩で多様な情報空間の
クリエイティビティのためじゃないかと
思ってしまう。
仕事も人間関係も感動すらも
すべてブリコラージュだとしたら？
もっと自在で自由で楽しいものでありたいと
どんなものをブリコラージュするのか選択し、
高め、伝える力が欲しいと思うのはとても
自然なこと。
インターネットの発展も軍事目的であるとか
とても物質的に満たされているからという理由
だけでなく、知的欲求が物質的欲求を上回り、
物質的欲求に偏っていた時代を経て、
より知的に満たされることへシフトしている
時代なのでしょう。
起業家の活動もメルマガも
ブリコラージュからブリコラージュが生まれる
そんな出会いや感動、新たな創造の
コラージュが生まれたら素敵です☆
今日もお読みいただき
本当にありがとうございます。
またお便りしますね♪
ろっぺん
ろっぺんのコンテンツ
ろっぺんに会う
：募集中の講座＆イベント
起業・経営相談室(40分・無料）：開催日程はこちら
無料メルマガ
： ろっぺんのメルマガ『響奏コトダマ』
得意と個性を生かす♪無料診断 : 個性タイプ別 文章診断
ろっぺんのビジョン
子供も大人も彩りあふれる豊かな感性と才能を自由に表現して互いに夢の実現を喜び合える共創社会を実現すること