日常的に、おもに相手にしている外部の会社は3つあります。
うち2社は、日々の業務になくてはならない、頭脳ではなく作業、というか、まぁルーチンのお仕事をしていただいてます。

もう1社は広告代理店なのですが、もともとこの会社とその件で取引するようになったのは、どうやら頭脳、アイディアを求めて、定例ミーティングをするのがよかろう、ということになったようです。

そのミーティング、かなり「イタ」くて、ホント私は参加するのが苦痛なのです。
なんでこんな状況になってるのか考えたのですが、最初は、こういうお仕事は広告代理店の仕事ではないのではないか?と思っていました。

なので、広告代理店じゃなくてコンサルティング会社を使ったらいいのに、と思ってました。

でも分かりました。
うまくいかないのはそれだけじゃなくて、使う側、つまり当社側に問題があるということに。

前職コンサル会社時代は、企業側に、各種プロジェクトでお金をいただきながら、調査、問題把握、改善提言、ロードマップづくり、などなどやってきたわけですが、そのときにもよく、こういう会社がありました。
「この会社、誰もやる気起こしてないな」
「動き、おそい会社だなー。誰もちゃんと考えてないんじゃないの?」
「ほんとにやるつもりあるの?」

外部の会社をうまく使うには、いくら相手が頭脳明晰、有能、アイディアマンたちであろうと、こちら側の目的意識がはっきりしていない限り、うまくいかない。目指す結果は得られない。

まさに、そのミーティングはこの状況に陥ってるのですね。

どういうわけか、みな、考えるところから丸投げしようとしてるの。で丸投げした結果、あれこれ作りこんできてくれた資料が、イメージしてたのと違う場合、違う違うと紛糾。イメージしてたのと違う、ってことは、イメージが最初からあったのか、というとそうではないのでしょう。作りこまれたものをみたり、話をしながら、自分の考えも出てくるのでしょう。

ということは、相手の会社が作りこんでくる前に、方向性の確認などを最初にしっかり議論して、合意にいたっておかないと、毎回同じことが繰り返されてしまう。

ま、そもそも丸投げ自体に、私は違和感があるんですけどね。
私なら、最初に考えるところは自分でやったうえで、「こんなこと思ってるんだけど」ということで周りになげてみて、そこからアイディアをもらったりして話を広げていく、深堀りしていきたい。ルーチンの仕事にしても同じで、丸投げ状態だと、いくらルーチンとはいえ、ほころびがあちこちに出てきます。

頭脳を求める意味で、外部の会社を今後どう使っていくかについて、部内で議論したけど、みんな考えることがバランバランで議論にもならず。同じ部内とはいえ、それぞれ担当する仕事も違えば、求めてることが違うからねぇ。

私は3カ月プロジェクトで、こういうテーマで、3ヶ月後のアウトプットはこれで、というのを明確にしたうえでプロジェクト化して進めるのがいいと思ってるのだけど、誰もそういう進め方を知らないようで、いくら話しても全然みなに伝わらず、ピンとこないらしく、スルーされてしまうガーン

この「外部の会社を今後どう使っていくか」でブレストの場が設けられたのだけど、めんどくさいなー。まとまるなんて、ありえるのかなぁ?よく口はでるけど、常にピントのずれた発言をする人がいて、それで時間ロスになることも多し。そのズレ方は一目瞭然なので、すぐ部長が指摘して訂正するんだけど、本人に伝わってないからね。

こんなんで時間とられたくないので、早く決着つけたい。みんなを説得できるよう頑張るか?
外部会社側の経験と、事業会社側の経験の両方があると、こういうシチュエーションで外部の会社を使うと、事業会社側がどういう動き方をすれば外部会社から最大のリターンが得られるか、というのが、感覚として、分かっている。この感覚の部分をうまくみんなに伝えたいのけど・・・

コンサル時代のアウトプットを見せてもいいけど(ホントはNGだが)、プロジェクターないし、CDドライブないし。
さて、どうしたものか。