仕事の基礎体力として、ひとつはコンサル会社時代にいろいろ身についていたことに、今の会社に転職してから気づいたことは、今までも何度か書いてきました。

そしてもうひとつ最近気づいたのは、複数の関係者(社)に、色々な依頼やら作業指示やらを出して、最終ゴールへもっていくワザ。調整とか、段取り、というものですかね。

ワザっていうほどでもないけど、これが意外と効率的に出来ない人が多いのだなーと最近気づきました。

私はどうやって身につけたかというと、もちろん実践を通じて!システム開発の仕事をしてたときの経験が大きいです。新卒で入った会社でアプリSE4年+コンサル時代のシステム系の仕事いくつか。

システムの仕事を下請けではなく元請けでしていると、顧客の要件を確認・整理したうえで、設計からプログラミング以降を主に担当してもらう協力会社(下請け)や、ハードウェア調達、ソフトウェア調達、ネットワーク構築、運用設計などなど、様々な関係社・者間を調整する必要があります。これでかなり鍛えられます。

どのように依頼すれば、相手がこちらの意図するとおりに、間違いなく動いてくれるのか(もっと言うと、相手がさらに良い案を提示してくれると嬉しいラブラブ)。

そのためにはもちろん、口頭説明だけではなく、分かりやすいドキュメントを準備しておくと、間違いがありません。

事例をあげると、
先日、ある一律大量作業に関して、外部業者から対応結果が返ってきました。
私は直接的にはこの件には関わってないのですが、どうやら間違いが多い模様。

申し訳ないけど、話をきいてて、やっぱり・・・と思ってしまった私。
だってね、説明文書に「・・・の場合は、xxxしてください。それ以外の場合はyyyでいいです」と書いてあるんだけど、その「・・・の場合」に該当するかどうかの判断って、保険会社の人じゃないと難しい内容なんだもん!!!あるいは、保険商品に相当詳しい人か、今回大量作業にもかかわらず1件ずつ商品内容を確認してもらわないと、分からない内容。

相手の理解レベルを、こちらの都合のいいように期待解釈してたわけです。

依頼するときに、楽すると(あるいは、あえて相手に考えさせるようにすると)、あとで自分が痛い目にあう。
自分がトータルでみて一番効率よく進める道は何かと考えると、やはり最初が肝心。
(でも準備に時間をかけすぎるとスピードに乗り遅れるのだが・・・)

その文書を最初にみたとき、なんかキケンだな~とは思ったんだけど、よその部門が作成したものなので、イチイチ指摘しなかったのです。失敗ショック!