それは、ある小雨が降る日の出来事でした。
今日は車で取材~。
と愛車に乗り込む。


最初の兆しは、エンジンをかけた時の
「シュー」と何かがこすれるような音だった。
ん?んん??
いや、気のせいだろう。
一回エンジンをストップすれば直るだろう。
そんな素人発想で、発進。


これが、いわば筋トレの予兆だった。
駐車場に車をバックで停めようとした瞬間。


なにこれ。


ハンドルが…重い!
それはもう、全体重をかけて、
やっと方向転換できるほど。


なにこれ。


ようやく、何かよろしくないことが起きていることに気づき、
ディーラーにお電話。
症状をお話すると
「あ~。あの豪雨の日に運転されました?」
と聞かれるが、そんなお天気の日には怖くて運転できない旨を伝える。
(予想されている回答とはやや的外れだ!と心の片隅では思っていたけど、
 もう何かがいっぱいいっぱい)


「いえ、あの…。
 それでは、
 駐車されているところは、浸水してましたか?」
いえ、まったく被害はございませんでした!と伝えると、
「まぁ、とにかく持ってきてください。
 台車用意しますから。
 明日以降に」
と恐ろしいことをいわれる。。。
この状態で家に帰り、さらにまた公道を運転するということ…ですよね??


かくして、MINIは入院という運びになった。

岩城晃一似の渋い整備士さん(推定36歳)が私の超感覚的な話を聞き、
ハンドルをちょろっと触っただけで原因を究明。
その後、マニアックな説明を熱く語っていただき、
(理解できたのは半分以下!)
「よくこの状態で運転してこられましたね~」
と労いの言葉をありがたくいただき、
愛車が故障したにも関わらず1日ハッピーな気分で過ごせた自分は、
ちょっぴり如何なものかと思う今日この頃。


残るは、重いハンドルを運転したことによる
腕の筋肉痛のみ!