決して、ぷにゅぷにゅでもプニュプニュでもない。
「プにュプにュ」
それは、一筋縄ではいかない“ぷにゅぷにゅ感”を示す。
(たぶん…)



下鴨神社のほど近く。
ちょっとした小路を入ったところに佇む日本家屋。
畳の懐かしい薫り、ゆとりある贅沢な空間に、ホッと癒される。
席につくと、視界いっぱいに広がる日本庭園の緑。
そんな和みの和菓子処「宝泉」。



「京都へ行こう!三千院にいこう」という話で盛り上がり、
グルメに詳しい友人が事細かにリサーチしてくれ、
手描きのMAP&お寺の見所を記したメモを持参し、
満を持して挑んだ京都の旅。


しかし、琵琶湖大橋を抜けて、北から京都入りした今回の旅は、
その下調べの5分の1ぐらいしか消化できなかった。

…というのも、琵琶湖を望むカフェでのんびりしすぎたり、
三千院でお昼を食べながら話が盛り上がりすぎたり、
アイスきゅうり、ナイスきゅうり!と言いながらきゅうりを食べたり…
と、どんどん時間が過ぎていったから)


そんな中でも、絶対に外せない!と満場一致で、強い意志で実現したのが
「宝泉」のわらび餅を食べに行こうというものだった。
来栖けいも絶賛したというわらび餅。
グルメな友人が「もう一度食べたい!」と切望する、わらび餅。




それはもう
なんというか
“プにュプにュ”だった。
決して滑らかではない。
弾力のある歯ごたえ。
ほのかな甘み。
トゥルトゥル感。

“ぷにゅぷにゅ”では物足りない何かが、
そのわらび餅にはあった。



これはもう、病み付きになる。
また行きたい。
すぐ行きたい。
そう思わせてくれる和菓子屋さんだった。


こうしてまた、お気に入りのお店が増えました。