今回のお話は、
秋にちなんで考えました![]()
※すみませんが、
一部読みづらい箇所があるかもしれません。
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出演者![]()
山南敬介
藤堂平助
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羅刹としての道を選んで、数週間が経った。
平助は「自分」という人間ー・・・羅刹をいまだ掴みきれずに過ごし、戸惑い続けている。死ぬことに恐怖を抱いて変若水に手をのばしたものの・・・これから先に対する不安は募る一方だった。
そんなある日。平助は夜の巡察に行こうと屯所を出た。
そして何気なく空を仰ぐとー・・・。
「今夜は満月か・・・」
美しい月が白い光を放って浮いていた。
「おや・・・綺麗ですね」
「! 山南さん」
後ろを振り返ると山南も同じようにして空を見ている。その表情は心なしか、試衛館にいたころのような優しい微笑みな気がした。
「・・・なぁ、山南さん」
「? どうしましたか?」
山南は月に投げかけていた視線を平助に戻した。
「月って・・・すげぇよなぁ・・・」
平助は呟くように言う。
山南はその言葉の意味を考えていたが、やがてそれが平助の純粋な心から出たものだと気付くと、深く頷き返した。
「そうですね。・・・そして平助が改めてそう言うということは・・・」
「?」
「最近の私はよほど怖い顔をしていたということなのでしょうが、ね」
「!」
平助は焦りながら首を横に振る。それでは肯定しているのと同じなのだが・・・。
しかし山南は特に気分を害した様子もなく、むしろ穏やかな声音で続けた。
「確かに私はここのところ・・・焦っていたかもしれません」
「・・・・・・」
「こうして気を楽にして・・・月を眺めることも大事なのでしょう」
「・・・そうだな」
山南の言葉を聞いているうちに、平助も不思議と心が落ち着いてきた。
『気を楽にしてー・・・』。
それが何気に羅刹となった自分にとって大事なのかもしれない。
いつまで続くか分からない生命ではあるがー 最期まで、自分らしく在り続けたい。
美しい光を放ち続ける満月を眺めながら、平助はそう思うのだった。
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前回に引き続き平助の登場。
そして二回目ゲストとして山南さん!
この話はある程度構図自体は決まってたんですが
出すキャストに最後まで悩みました。
最初の設定では
・平ちゃん
・千鶴ちゃん
この二人の話にしようと思ったのですが。
結局羅刹の苦しみは羅刹にしか分からないだろう!
ってことで千鶴ちゃん→山南さんに変更。
えーっとですね、これは昨日の夜に
随想録の山南さんルートを攻略してて
思いついたストーリーです。
だから攻略した方は分かると思うのですが・・・
そうそう、あのスチルの話で思いついたのです(笑)
相変わらず、平ちゃんは素直な純情ボーイなので
ストーリー書く上で本当に重宝します![]()
書きやすい(題材にしやすい)って
こういう人のことを言うんだろうなぁって
いっつもいっつも思うんですよね(´∀`)
難しいのが山南さん!!
口調は全然簡単なんですが
何を言うかが想像つかないっていう(笑)
話の内容をそっちに持っていきたいのに
素直に動いてはくれないお方ですね(苦笑)
そして人の真意をうかがうような、そんなとこも
非常に書いてて難しかったです。
真意をうかがいながらも
率直に言っちゃうのが土方さんだと思うので(笑)
言い回しとかがホントに大変でした
そして先ほども書いたのですが
「羅刹の苦しみは羅刹にしか分からない」って
改めて実感した話でした。
綴りながら、本当にこんな気持ちで過ごしてたんかな?
そう思うところが多々あります。。。
あとは最初の
平ちゃんが『死を恐れて変若水に手をのばす』というのも
何だか平ちゃんとファンの方に申し訳ないなーって。
この言いかたが平ちゃんがビビリみたいで
本当に申し訳ないです。彼自身の強さも
ちゃんと分かってはいるのですが・・・。
今度書くときはもう少し頑張りたいですね。
さて今回のタイトル「初秋涼夕」。
意味は
・初秋の涼しい夜のこと。
・月が美しく、風のさわやかな秋の夜の形容。
だそうで。
今よりもう少しだけ前の時期なら
ピッタリだったかもしれませんね(^▽^;)
羅刹となっても自然を慈しむ心を
この二人・・・だけではなく、
皆持ってるんじゃないかなって思います。
次あたり
左之さんとか一ちゃんとか
登場させてみたいところですね![]()
読んで下さってありがとうございました!!