待ちに待ったイケメン弁護士合コン。
男性：女性＝２：２
於：神楽坂の和風居酒屋
合コンの女王Nと出かけた。
医師や弁護士はそのステータスだけで五割増という先入観から
イケメンかどうかは半信半疑であったが、
結果は二人とも正真正銘のイケメンであった。
しかも、『弁護士の割には』という枕言葉など不要。
第一印象、こういう人達が世の中にいるのかという事実が驚きだった。
二人とも30才で弁護士。
都内の一等地に二人で暮らし、
二人で事務所をしているらしい。
Dは沢村一輝をソフトにした感じの端正な顔立ち。
ちょっとエロキャラを作ってNに媚を売っていた。
肌がとても美しいことに感動した。
お手入れ方法を聞きたいくらい吸い込まれそうな透明度だった。
Eは日焼けしたイマドキのやんちゃな雰囲気だが、顔立ちは整っている。
店の中が暑かったためシャツを脱ぎ、
タンクトップ（ピタピタではなくカジュアルな感じの）になっていたが、
片方の手で斜めに構え、頬杖をつくと二の腕がギュッと太くて
マッチョ好きの私からみてもナイスマッスルだった。
雰囲気とは違い、話し方は落ち着いていた。
気さくなイケメン弁護士と超美人と私。
気付くといつもよりハイペースにお酒が進み、
禁煙話で大盛り上がり。
しかし、である。
まったくトキメかない。
崖っぷち強化月間中であるにもかかわらず
次に繋げたいという思考さえも浮かばない。
理由は全く不明。
彼らは話も上手でイケメンで楽しく飲めるイイオトコなのに。
机上では垂涎のめっけもんだとわかっているのに。
次に繋げるだけでも収穫ではないか。
「オトコは条件じゃない」
などとキレイ事をのたまうつもりは毛頭ないが、
最高ランクの条件にビクともしない意外な自分の判断に
我ながら少しほっとした。
【所感】
きっと彼らはとてつもなくモテるのだろう。
女除けで二人で住んでいるのかもしれない。
そして本当は恋人同士なのでは？という仲のよさ。
これも女除けか。。。？？？
【オモシロ話】
禁煙話をしていたら、
元ヘビースモーカーのNと私は
すっかりコーヒー＆喫煙気分になっていた。
何でもいいからとにかくお店を探していたところ、Nが急に消えた
と思ったら、クラブらしき建物の前でたむろしている若い男達に駆け寄り
何やら話しかけている様子。
「？？？？」
私は意味もわからず、
その場で呆然とその後ろ姿を見守ることしかできなかった。
程なくして、うれしそうな顔をして戻ってきた彼女は
たばこを６本握り締め、誇らしげに私に見せた。
「これ100円でゆずってもらったよぉ～♪」
加藤あいをもっと冷たい美人にしたような
無敵のルックスを持つ29才のNの行動。
ベリーキュート！私はそんなあなたが大好きよ！！
ロイヤルホストでコーヒーを飲みながら
戦利品を味わい、大いに盛り上がる女二人。
楽しすぎて時間を忘れて話し込み、
最終電車に飛び乗った。
【教訓】条件だけではココロは弾まない。次へつなぐ必要がないこともある。
美人は何をしても美しい。
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