今日は有給消化のため会社を休んだ。

お局の特権をフル活用し、

最近は週1回に近いペースで消化している。


このところ、全体的に気力が落ちていて外出する気も起きず、

なんとなく妹に電話してみた。


4才年下の彼女は、

4年前、高校の同級生で司法修習終了後の彼と再開し、

3年間の遠距離恋愛の末、

昨年盛大な結婚式を経て早々と妊娠した。


「結婚してどう?」


「うん、幸せだよ。最近はつわりもないし、

やっと幸せを実感できるようになってきた。」


彼女曰く、

好きな人と毎日一緒にいられる、

彼が家に帰ってくる、

自分の作ったご飯を食べる

ということが純粋に幸せだということらしい。


一方、私はといえば、

このところ仕事にも身が入らない。

仕事には情を持ち込まないことを信条にクールに努めてきたが、

同僚や後輩に苦い顔をされることもしばしば。

孤独感を噛み締めながら戦場に繰り出す毎日。


戦場から帰ったら

一緒にご飯を食べる相手がいたらいいな。



妹が言った。


「きちんとした生活をして、強く願っていれば、必ず叶うよ。」



早速、たまった洗濯物を片付け、今年初めての料理を作った。

今日の献立は、炊き込みご飯、卯の花煎り煮、いわしの刺身、味噌汁。


「やればできる子だ」


幼少の頃の母の言葉がよみがえる。


取り急ぎ、今日からきちんと生活し、

しかるべき相手と出会えることを強く願おう。