みなさんこんにちは、暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?あと2日で7月も終わりでです。この夏休みにかけてモータースポーツ界では来シーズンに向けた動きというものがあることでしょう。今回はそれに先駆け、あるチーム、ドライバーの今シーズンの振り返りをしていきながら執筆していこうと思います。
今シーズンのF1には天と地がひっくり返った2人のF1ドライバーがいます。1人がマックス・フェルスタッペン。そしてもう1人がダニール・クビアトです。ともにレッドブル出身の育成ドライバーであります。今シーズンレッドブルは昨年とラインナップを変更せずに開幕戦を迎えました。両チームとも昨年よりパフォーマンスが向上していた。クビアトに至っては第3戦の中国GPで3位表彰台を獲得。チームメイトリカルドよりも先に表彰台に立ちました。しかし、クビアトの母国となるロシアGPにおいて、彼はF1ドライバーとしてふさわしくないミスをおかし多重クラッシュを招いてしまいました。これに、巻き込まれたドライバーの1人であるセバスチャン・ベッテルはもちろん激怒でした。実は前戦の中国でもスタートでベッテルはクビアトに邪魔されライコネンとの同士討ちをしていました。その時も、表彰式前に2人が口論しているシーンが国際映像に映し出されたのは印象的でした。このときは特にペナルティーもなかったもの、今回そうはいきませんでした。待っていたのはトロロッソへの降格でした。そして、トロロッソからフェルスタッペンが昇格するとのことでした。私は、このニュースを見たときは反対の意見を持っていました。フェルスタッペンはまだ18歳でキャリアも非常に浅かったからです。彼の才能がすごいことはわかっていましたが、いきなりすぎると思ったからです。しかしながら、フェルスタッペンは移籍後初のレースで勝利を飾るのです。これには、世界中が驚いたはずです。レッドブルも本来はスペインのみの交代との見方もありましたが、このレース後もフェルスタッペンを起用することになりました。一方クビアトはというと、トロロッソのチームメイトでもあるカルロス・サインツが26ポイント獲得したのに対して、クビアトはたったの2ポイント。本来サインツに実力を見せつけるというのがレッドブルの考えでしたが逆効果になってしまいました。このトロロッソというチームは厳しい世界であり、かつタイミングが非常に大事です。かつて、トロロッソにはセバスチャン・ブエミやジャン・エリック・ベルニューといった若手ドライバーがいましたが彼らがシートを獲得することはありませんでした。一方リカルドやクビアトはマーク・ウェバーの引退とベッテルの移籍があったために、レッドブルのシートを手にすることができたわけです。順調にステップアップしてきたクビアトでしたが、フェルスタッペンの活躍により多くの挫折を味わうことになってしまいました。まさに天と地です。
最近になって、レッドブルがクビアトとは来季契約しないという噂が出始めました。やはり結果が全てです。また彼が今シーズン調子を取り戻すとはとても思えません。しかし、ウィリアムズ移籍という良いう噂もあります。あくまで噂ですが・・・・。私は彼にはまだF1に残っていてほしい気持ちがあります。彼には強いメンタルがあります。ベッテルとの口論でも彼は終始笑顔で自分の思いをぶつけていたのは印象的です。そして、彼はまだ22歳です。まだまだこれからといったドライバーに間違いありません。F1をあきらめてしまうのはもったいないことでしょう。クビアトがどのような形で来季活動しているかは分かりませんが、彼の幸運を心から願っています。