ヴィアレブ(レボドパ持続皮下注)の効果について、簡単にまとめてみましたので、興味がある方の参考になればと思います。私の場合は、大学病院で10日間の入院で、導入しました。全体的な感想としては、ヴィアレブのイメージ、なんとなく、症状が進んで、お薬が効かなくなった、高齢になってからやるもの、みたいなイメージがあったのですが、以下に書いたように、かなり負担感の大きい煩雑な手技なので、こんなことをこなせてできるのは、むしろ高齢者まではいかない、若年~元気な中高年のくらいで、底辺の症状の底上げをはかりたい方なら、良いのかも、とは思いました。もちろん、せっかく、ヴィアレブ導入したので、私自身は、しばらくはコレでがんばるつもりではいますが・・・。さらに症状が進んで自分でできなくなったら、奥さんに、コレをやってくれ、とはなかなか言えないので、どこかで、できなくなる・・・そんな時期がくるのでは、と思っています。以上、ご参考までに。

 

良いと感じる点

 

〇症状の波が平坦化する

レボドパの内服中では、どうしても、レボドパがよく効いている時間帯と、そうでない時間帯ができてしまいますが、ヴィアレヴは、24時間持続皮下投与のため、特に、効かない時間帯での症状が改善、底上げされます。固縮、無動で辛く感じていた時間帯の症状がやわらぎ、足がつったりするのも減りますし、寝返りすらも、普通にできるようになりました。睡眠時間や睡眠の質の改善も、はかれました。あと、直接的な関係かはわかりませんが、頑固な便秘もやや改善しました。

 

〇皮膚症状は心配したほどではない

ニュープロパッチ使用で、皮膚の状態は荒れ模様ですので、その上さらに、留置する針&貼りものをするのかぁ~~と、かなり皮膚症状は心配していましたが、個人差はあるにせよ、薬剤がついているパッチなどの貼り薬とは違い、ただのソフトなテープでしたので、毎回、3日間は貼りっぱなしでしたが、目立った皮膚症状は出ませんでした。そこは良かったです。

 

悪いと感じる点

 

〇手技への負担感がはんぱない

毎日、必ず決められた時間に、シリンジ交換をせねばならず、それがかなり負担です。電池交換をおまけしたとしても、準備&実施に10分程度はみないといけません。清潔で、座って作業のできる環境・スペースを確保しなければならず、しかも、今日はヒマな午前中、明日は夜にやろう、とか変更はできません。夜9時ときめたら夜9時ジャスト、15分程度の遅れは、残量があればなんとかなりますが、今日は飲み会だから1時間早く、とか2時間遅く、とかができません。長く、持続投与を停止すれば、さらに煩雑な作業を強いられます(苦笑)。毎日、365日、どんなときも、その作業をしなければならない、という負担感が「重い」です。まぁ、もう、慣れたので、作業自体はスムーズにできますけれど。3日に1度は、さらに手順の多い、針刺し手技もあります。痛い、とかではないのだけれど、やるスペース&ポジションを確保し、震える手で、1人でおこなわなければならない、それが365日、一生涯、続くのか・・・という、心の負担感が強いです。まだ若い?、知識もある自分自身でもこれだけの負担に感じるのに、動かなくなってからは家族にも手伝ってもらうとか、かなり、ありえないくらいだなぁ~~とは感じました。まぁ、そこまでのメリットがあると感じられる方ならば別ですけれど。

 

〇意外に重い、かさばる

首掛け、肩掛け、腰巻き、とも自分ではなんかしっくりこず、今は、短パンのときなどはそのままポケット内へ、それ以外の仕事中とかには、腰ベルトに、ひっかける用のカバーを自作して、ぶら下げています。事前に、動画ではみていて、大きさ&重さは、納得はしていたはずだったのですが、実際に、これを24時間、365日、つけて動き回る・・・というのが、かなり、いや相当に大変でして・・・。大柄な男である私でも、かなりな負担です。女性や高齢者だと、なおさらかと思います。

 

〇ジスキネジアの増加

ジスキネジアも、自分の場合は、ほとんどでていない状態で導入したにもかかわらず、24時間持続皮下投与で、ベースのレボドパ量が増えたためなのでしょうね、ピークドーズジスキネジアだと思いますが、導入3日目くらいから、出っ放し・・・。かなり、ベースとなる投薬量を落として、やっとおさまりました。こういう症状が出だすと、なかなか、レボドパのベース量のアップはできず。結果として、今は、減らした持続投与流量を維持し、仕事が忙しくなりそうなときのみ、少量の追加投与を行うようにしています。

 

〇冷蔵庫のスペースが必要、医療廃棄物の分別も必要

薬液を、使うもの以外は、要冷蔵する必要あり、冷蔵庫のスペースが必要です。また、シリンジや針などの家庭用医療廃棄物の分別も必要となります。

 

〇外来頻度の増加

今までは、3か月に1度の通院でよく、院外処方で自宅最寄りの薬局で受け取っていたのですが、シリンジ、バイアルなどのかさばる処方品が増えたため、1か月に1度の通院、院内処方へと変更になりました。休みがなかなかとれない職場なので、これまた、負担が増えたなあ~~とは感じるところです。

 

退院時の持ち帰り品

ヴィアレブサポートマニュアル1冊、患者日誌1冊、1ヶ月分の12mlシリンジ31本、バイアルアダプタ31個、薬剤バイアル要冷蔵31個、インサーションデバイス&輸液セット11個、アルコール綿31個、レンタル輸液ポンプ1台、充電式リチウム電池2個、携帯用ベルト2本、充電セット1つ)