皆さん、こんばんは!
渚です(^^)

この前、ファンクラブ継続特典で、これが届きました!

夏らしいクリアポーチっ!!浮き輪花火

私はマスク入れとして活用することといたしました笑

あぁ…なんかこういうのを見てると、友達とライブ行きたいっ!っていう思いがふつふつと湧き上がってきますね。

でも、今が我慢どき!次、ライブに行ける時まで、この思いをため込んでおきましょうウインク

では、行ってみよう!!

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家に帰ってきて、買い出しのものを冷蔵庫に詰める。


リビングに戻ると、なぜかあの紫の箱がある部分に目がいった。


「…みさこ?」
   

私は、おもむろに箱を取り出す。


古びた本たち。私の落書きという名の夢。


「…たくさん書いてあるね。」


「うん…」


「大好きなんだね。洋服が。」


大好きだったじゃない。大好きなんだ。


そうだ。あの頃の自分は、キラキラしてた。


好きなものを仕事にしたくて。


変化さんがいる今なら、もう一度目指せるだろうか。


「…変化さん。」


「何?」


変化さんは膝を抱えながら横にしゃがんで、私を見つめてくる。


「…簡単なことじゃないのは分かってるけどさ、今日の展示会に行って…、変わってみたいって思った。」


「うん。」


「私の作る服はどんななんだろうって、変化さんに見てもらいたいなぁとか。」


「…うん。」


「…私には、もともと才能がないのかもしれないけどさ。でも、それでもいいや。失敗してもいいから…、変わってみたい。」


自分の心からの思いを話すのは、久しぶりで。


なんだか目の奥があつい。


「みさこ。」


変化さんは、横から優しく私を抱きしめる。


「よく言った…!その気持ちが大事なんだよ。結果も大事だけど、そのみさこの心からの想いが突き動かすんだ。これからのすべての行動を。」


「…うん。できるかまだ、不安だけどね笑」


「その点に関しては、問題なしっ!」


「…?」


「いつでも俺がついてるから。安心して。」


「…うん。ありがとっ。」


私は変化さんの背中に腕を回し、ギュッと力を込めた。


変化さんと一緒なら。


なんでもできる気がした。


ぐぅ〜。


「…みさこ、ご飯食べよっか笑」


「ごめん…笑」

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さっき変化さんと買い出しに行った食材で作った夕飯を食べながら、ふと思う。


「変化さん。」


「ん?」


「変わりたいとは思ったけど、まず何をやればいいのかな…」


「おっ、その言葉を待ってました!」


パチンっと変化さんが指を鳴らすと、テーブルの上にノートが現れた。


綺麗なオレンジ色をした薄いノート。


「わっ!すごっ!変化さんどっから出したの!?」


「妖精もどきなんで笑」


普通に生活しすぎて、忘れていたけど、変化さんは人間じゃない。


「そうだったね笑」


「これにさ、変わりたい姿になるまでのスケジュールを書くんだ。一緒に。」


「スケジュール?」


「うん。これが大事なんだなぁ!」


「そうなんだ…」


「ご飯食べたら一緒にやろう。」


ご飯を食べ、一通り2人で家事を済ませて、テーブルに向かい合って座った。


「まず…」


「…?」


「みさこはさ、変わるために最初に何が必要だと思う?」


「変わるために?」


「うん。みさこならファッションデザイナーになるために。」


「ファッションデザイナーになるためには…まず、学校に行かなきゃいけないかな…。」


「そうっ!そういうこと。」


そういうと、変化さんはどこからともなくペンを取り出して何やら描き始めた。


”学校に入るためのお金を貯めよう”



「いろいろと奨学金とかはあるから、入学金くらいは貯めときたいね。」



「…入学金か…」



「もしや、ある?」



「いや…ない。私、洋服が大好きでいつも買いすぎちゃって、お金は結構ギリギリでやってて…笑」



「そっか笑なら、貯めようってこと!」



「…できるかな…笑」



「ご褒美の日を作るといいよ。いつだかんだ買うんじゃなくて、この日に出会った1番素敵な服を買うって決める。1ヶ月に一回とか。値段も決めてね?」



「うーん…頑張るけど…」



服が買えないのは正直辛い。ストレス発散だから。



「きっとみさこのストレス発散なんだよね。」



「え?」



「だから全部やめろとは言わないよ。パンクしちゃうじゃん!もしストレス貯まったら俺が発散できるように受け止めるからね。」



優しく頭が撫でられた。



変化さんの笑顔に、これはキュン死と言っても過言ではない。



そこから変化さんと決めたスケジュールは、こんな感じだ。



1.学校に入るためのお金を貯めよう

2.専門学校に受かろう

3.しっかり学ぼう

4.会社を辞めることを伝えよう

5.ファッションデザイナーの道へ進むための就職先を見つけよう



改めて見ると、ひとつ一つが大変そうだ。



「そうだよね。働きながら、学ぶんだもんね。」



「…俺がちゃんと支えるから。家事しかできないけどな笑」



「いや…無理しなくていいからね。私も出来るだけ頑張るから。」



「頑張りすぎないで。みさこ。」



「…」



「頑張りすぎて倒れたら俺が悲しいから。」



はぁ、この人は。なんて素敵な人なんだろう。



「このスケジュールで頑張っていこう。」



「うん。」



「あっ、そうだもう一つ忘れてた!」



「…?」



6.頑張った自分を、めいいっぱい褒めてあげよう



「なんだか小学生みたい笑」



「…大切なんだよ?沢山頑張ったあとに、自分を褒めるのは。」



そっかぁ…。そういえば、生まれてから自分のこと、褒めたことなかったかも笑」



「…」



「私はそんなできた人じゃないからさぁ〜笑」



「…キレるよ。」



「えっ?」



変化さんの怒った声。初めて聞いた。



「前も言ったけど、俺にとってみさこは、可愛くて、一緒にいて楽しくて、優しくて…みさこの笑顔は俺を幸せな気持ちにさせてくれる…」



「…」



「もうそんな悲しいこと言わないで。次言ったら、ご飯作んない。」



「…ごめんね。」



そうやって思ってくれてることが心の底から嬉しくてなんだか泣けてきた。



「みさこ…!?ご、ごめん!泣かせるつもりじゃ…」



「ありがとう。変化さん…私頑張る。自分を信じて頑張るよ。」



ホッとしたような吐息が聞こえた。



「うん。全力で応援するよ。」



その言葉が、温かくて。心地よかった。



私はこの時から、いやずっと前から、そばで支えてくれる変化さんに恋していた。



人間じゃないなんて信じられなくて。



どこかで本当にこの世界にいるんじゃないかと思って。



簡単に恋をした。



変化さん⑧おわり

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みさこちゃん、恋をした…変化さんに!!ラブラブ


いや、これは恋しますよね…


いつも隣で支えてくれるし、かっこいいし、優しいし。可愛いし。


可愛いし、可愛いし…あっ、失礼しました真顔



今回の小話は、また宇野ちゃんのYouTubeのことです!


いろいろ歌ってくれて、本当に嬉しいですよねデレデレ


西野カナさんのdistanceとか歌ってほしいなぁなんて、最近思ってます!


今度勇気を出して、コメント欄に書き込んでみようかなぁ…笑


ということで、渚でした!!