前回、限られた時間を効果的に使うには、まず「型」を覚えることが大事と言いました。


これは日本人が英語をうまくしゃべれない理由である(1)日本語と英語の語順が違う、に加え、

(4)英語には動詞の活用や時制、仮定法など日本語にない文法がある、

にも関係しますね。


脳みその柔らかい子供の頃、英語環境で生活し、英語をシャワーように浴びた幸運な帰国子女の人は、こうした「型」が自然に身に付くんです。


私が仕事などで接したヨーロッパ人は、英語のネイティブじゃないのに、訛り、間違いながらも、ペラペラ英語をしゃべれるのによく感心したものです。彼らの母国語と英語の語順が非常に似ているからだと思います。


語順が同じだから、きっと自国語の単語の代わりに英語の単語をポンポン当てはめているからしゃべることが出来るんでしょう。


でも日本語と英語はかなり構造や文法が違っているので、日本語でずうっと育ち、日本語脳が出来上がった我々は、意識して練習して英語の語順や文法など「型」を頭/体に覚えさせなければならないのです。


英文法というと敬遠する人が多いと思いますが、平均的日本人にとっては英語を短期間で効率的に話せるようになるための便利なツールと考えるべきです。その「型」を簡単な例文で身につけてしまえば応用が利くのです。


ネイティブや帰国子女は「英語で考え、話せる」わけです。でも我々が英語を話すには、まず日本語で考え、「英作文」しなければならないのですから、そのための型・ルールの基本を早く覚えてしまいましょう。


私達が話すことって、あえて大雑把に言うと、

(A) 誰/何が ~である。

か、

(B) 誰/何が~を---する。

の2つ、と言えます。あとはこれらの疑問文だったり、否定文だったり、というバリエーションがあるだけです。


日本語から英作文する際、常にこの(A)か(B)かをきちっと意識することです。はっきりしてないあいまいな日本文は、まず(A)か(B)に和文和訳する、です。


「誰が/何が」を英文法で「主語」(S)と呼びます。状態や動作の主体です。Subjectの頭文字ですが主語は「S」とだけ覚えておけばいいです。


「である」「---する」は「(述語)動詞」「V」と呼びます。Verbの頭文字です。


「~を」「~に」は「目的語」「O」と言います。Objectの頭文字。


もう一つ、「彼女は…である。」と言っても...がないと意味が通じませんよね。例えば「彼女は学生である。」と言って初めて意味が分かります。


この「...」「学生」のことを、意味が通るように補う言葉、「補語」「C」と呼びます。Complementの頭文字です。


先ほど英文は、大雑把に (A)誰/何が ~である、か、(B) 誰/何が~を---する、かに分けられると言いました。もう少し分類すると、「5文型」という英文の型があり、これのどれかに必ず分けられます。


上述の、S(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)さえ覚えれば、「5文型」を簡単に理解し、英作文の基本的ルールをマスターすることが出来ます。5文型については次回に。


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