日本人が英語をしゃべるのに苦労する主な理由の3つ目は、

(3)実際に英語に接する時間は非常に少ない

でした。


よく聞きますよね、「日本人は中学から大学まで10年も勉強しているのに、ちっとも英語が話せるようにならない」と。


10年って確かに長いです。でも、アメリカ人とかイギリス人とか、英語を母国語とする人と我々普通の日本人との英語に接する時間をざっくり推定してみました。


例えば年齢32歳の人を想定すると、

アメリカ人: 睡眠8時間、起きている16時間を英語で考えることも含めて全部英語に接する時間と仮定すると、

16H x 365日=5,840H/年

生まれてから32年間で、

5,840H x 32年=186,880H (A)

となります。


一方、日本で生まれ育った平均的な我々日本人。基本的に生活に英語は必要ありませんので、学校の授業とか試験勉強の時しか英語に接することはありませんよね。


学生時代、毎日1時間位英語の授業があって、勉強する人しない人色々だろうけど、週末は英語に接しない、平日は予習復習+授業で2時間接する(多いかな?)と仮定すると、

2H x 5日間 x 52週 = 520H/年

中学から大学まで10年間、更に買いかぶって?社会人になって万が一?このペースで10年、32歳になるまで英語の勉強をし続けたとして、

520H x 20年=10,400H (B)


(B)日本人の英語接触時間 ➗ (A)アメリカ人の英語接触時間 = 5.6%

乱暴な比較ではありますが、多めに見積もってもたったの20分の1です。更に日本人がネイティブの「生きた英語」に接する時間だけ数えたら、これよりはるかに短いはずです。(10分の1以下? ってことは200分の1!)


要は、10年も、20年もやったのにしゃべれない、とがっかりする必要はないと言いたいんです。むしろしゃべれないで当たり前と。


だからこそ毎日短時間でもいいから英語に接する時間を少しでも増やす工夫が必要なんです。それを毎日の習慣にするのが大事です。


それでもネイティブに比べたら圧倒的に時間は短いです。だから、しゃべれるようになるために、なるべく効果的な方法・練習に「英語時間」を費やすべきですよね。


英語時間をなるべく増やす、という面では、集中力のない私は通学・通勤時間、待ち時間など、細切れの時間を利用してブツブツと英語の例文とか口ずさんだりしました。


私のウン十年の英語学習歴の中で、回り道もしてきた結果、限られた時間を最も効果的に使うには、「型」を先に覚えることが大事、と考えるようになりました。


では今回はこの辺で。今日も私のブログを訪れて頂き有難うございました。