次の日、主人から戻ろうか。3人でやって行こう。彼女とはちゃんと別れる。
彼女は俺が既婚者だって知らなかったんだ。
俺が嘘をついていた。
俺が既婚者だと知って、ましてや慰謝料請求までされて、それでもまだ俺と一緒にいたいなんて思う人いる訳ないでしょう。
彼女は知らなかったんだから、本当に悪くない。
だから、慰謝料請求を取り下げて欲しい。
そんな事を言い出した。
そして、ちゃんと納得してもらって別れたいから別れ話をする為に今から会ってきてもいいか?と言われた。
女が書面を受け取った事を主人に連絡してきた時点で、私の淡い期待は消えていたので、もうどうでも良くなっていたから、勝手に会えばいいと言ったら、のこのこと出掛けて行った。
帰って来たのは次の日の朝だった。
バカにされたものだ。
次の日主人は仕事だったので、着替えが必要だったが、腹わたが煮えくり返っていた私は、もう帰ってこないで。仕事の服も自分でどうにかして。知ったこっちゃない。とラインした。
家のドアにもチェーンをして開けられないようにした。
そうすると、ピンポンダッシュが始まり、何度も電話が鳴り無視できなくなったため電話に出たら、ちゃんと別れて来たから。
夜ちゃんと話すから。と
結局、その夜は飲み会が入ったーー。とまた帰って来なかった。
バカにされてる。