書面を送ったら2〜3日で届くという事だったので、ドキドキしながらその時を待った。
主人は相変わらず何の連絡もなく遅くに帰って来たり、外泊したり、朝着替えにだけ帰ってきたり自由気ままな生活をしていた。
不倫が発覚してから2ヶ月がたっていた。
1ヶ月と言わないが、冷静に考える時間が欲しいとか言っていたにも関わらず、何の話もしてこなかった。
私も知らないふりをして普通に接していた。
その間に娘の100日やお宮参り、私の両親に娘をあわせに帰省もあったが、主人は普通に同行した。
ただし、どの日も夜、女に会いに行ったが。
(女には息子がいるため、自由には会えないらしい。特に日曜の昼は会えない事が多いらしい)
そして、書面が届くであろうと予想していた次の日の昼に主人から電話があった。
別れるかい。
一言目がそれだった。
それから色々言っていたが、とりあえず直接話す事になった。
私は会いたくなかったが。
弁護士なんてつけてどういうつもりだ。
探偵なんてつけてどういうつもりだ。
そんな事するやつと今後やっていける訳がない。
2人で話し合えばいいだけの事なのに。
彼女は大事な人なんだ。
女を守る言葉、私を責める言葉ばかりだったのでもう聞いていられなくなり逃げ出した。
振り返ると、速攻で女に電話していたようだ。
弁護士からそんな書面が届いたら、怯んで主人から手を引いてくれるかな?
淡い期待は裏切られた。
予想はしてたけど、2人でタッグを組んだ。