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パステルアートアクセサリー作家
MELUNE(メルネ)の辰谷ルミ子です
「私とパステルアートとの出会い⑤」
「いや、まだダメ。○○が出来てから。」
の○○には「2人目」の文字が入ります。
当時息子は4歳、私は2人目不妊の為、不妊治療を受けていました。
二人目が出来てからじゃないとハンドメイド活動は本気で出来ない。
お客様や周りに迷惑がかかる、と思っていたんです。
実際はそうじゃないと思いますけど(笑)
赤ちゃんを育てながら活動をされている方もいらっしゃいますよね。
でも私は自分で決めた順番通りの人生設計に執着していました。
不妊治療を初めてもうすぐ2年。
赤ちゃんは授からず。
ハンドメイドも中途半端。
パステルアートはほとんど頭の中にありません。
私は不妊治療でストレスいっぱい。
私は、不妊治療を一旦止める事にしました。
「不妊治療を辞めたら授かった」という話も聞いた事があったので、そこに淡い期待も抱きつつ。。
すると、治療を止めて半年も経たないうちに妊娠したんです!
私は喜びいっぱいで産婦人科に行きました。
そして心拍も確認出来、母子手帳も貰い、保健センターの方からお祝いの言葉も頂きました。
ここから、、、もう結論を言うと流産してしまうんですね。
次の検診で大きくなった赤ちゃんをモニターで見て喜ぶ私をよそに、「心拍がない」と言われてしまいます。
もう、私はショックすぎて、息子を連れて実家に帰り、ずっと実家の部屋で泣いて過ごしました。
ご飯は喉を通りません。
あの時ああすれば。
私がもっとこうしていれば。
とずっと自分を責めながら部屋の中で泣いて過ごしました。
つづく。。。
なんだか今日は暗い話になってしまいましたね(汗)
すみません。
でも、この事がきっかけでこの後私はパステルアート?との3度目の出会いをする事になります。
「私とパステルアートとの出会い⑥」
私は流産のショックから立ち直れずにずっと部屋のベッドで泣いていました。
私の視界にあるのは自分のお布団のみ。
そのお布団がですね、、
パステルアートの柄だったんです。
私は腫れまくった目でボーーっとその柄を見てこう思いました。
「パステルアートって本当に癒しの効果があるんだ。」
今まで「癒される〜♪」と楽しく描いた経験はあったのですが、
どん底に落ち込んだ時こそ、この癒しの効果は絶大でした。
しかもカラフルではなく、地味な色の柄。
でも色のグラデーションを見ると、心が落ち着くんです。
「パステルアートって本当に凄いんだ」
私は当時頭の片隅にもなかったパステルアートと、
ここで3度目の出会いを果たしました。
時が経ち、私は2人目を諦められないまま、羊毛フェルトを使ったアクセサリー作りに励んでいました。
チマチマと自分のペースで作るスタイルです。
羊毛フェルトのアクセサリーには、ある問題がありました。
それは、羊毛フェルトはどうしても「秋冬素材」というイメージが拭えない事です。
色を変えて春夏っぽくしても、金具の土台部分に装着した羊毛の素材がどうしても暖かく感じてしまいます。
だから、土台の部分にオールシーズン使用出来る素材はないかと探しました。
条件は
「軽いこと。」
「アクセサリーとして使える強度のあるもの。」
の2点です。
つづく。。