CO通のイベントがいよいよ明後日となりました。




僕は夜の部に、沢城千春さんと一緒にゲストで出演します!是非お越しください!



詳細はこちらです。







デレデレ






久しぶりのブログ更新でした。





更新ついでに、小さい頃の悲しい思い出を書きたいと思います。





道を歩いていると、ふとザリガニの臭いがすることってありますよね。





その時にいつも、思い出すことがあります。





それは、幼稚園の頃の「ザリガニとり」。





遠足として、学校から離れた場所にある川で、ザリガニをとりまくるという授業が年に一回程ありました。





ザリガニとりですから、サンダルと虫取りあみが必要ですね。





しかし、当時の僕は虫取りあみを持っていませんでした。





両親にねだっても、なぜか買ってもらえませんでした。





網の代わりに母が持たせてくれたのは





割り箸と糸をくっつけて、先っちょにスルメをつけたものでした。




釣竿のようなものです。





見た目が明らかに貧しい上に、子供心ながら「絶対つれないだろう」という確信を持っていました。







しかし、母は




「大丈夫。釣れる」
「昔はこれが普通なんだよ」





の一点張り。





しょうがないのでこれで遠足に参加しました。






すると、待ち受けていたのは、虫取り網を持って楽しそうにしてるクラスメイトたち。





謎の釣竿を持っている僕に対して「それなにー?」「祐吾くん網はー?」と無邪気に聞いてくる友達





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僕から笑顔が消えた瞬間でした。





いざ、ザリガニとりが始まると、みんな我先にと川へ飛び込んで、ザリガニをさがします。




バッチャバッチャなるもんだから、釣竿なんて使えるわけありません。





僕は離れた場所で、1人寂しく、ザリガニ釣りをしていました。






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遠くから聞こえる楽しそうな声。




たまに「つれたかなぁ?」と聞いてくる先生。




その手に持っている虫取り網を何故僕にくれない。





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30分ほど続けていると、なんと、奇跡の1匹が釣れたのです!





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釣れたというか、糸に絡まってました。





1人寂しく離れてる僕にザリガニが気を使ってくれたのか、努力の末なのかは分かりませんが、奇跡の1匹目です。





その1匹をみんなに見せびらかしに行きました。





釣竿だってやればできるんだ、むしろこっちの方がかっこいいだろうと自慢しに。




「みてこれー!」とクラスメイトに駆け寄った瞬間





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幼稚園は弱肉強食です。





獲物の奪い合いが常です。




ザリガニを一番多く集めた人がヒーローになれるんだから、皆んな無我夢中で集めるわけですね。





まあ、僕はザリガニを入れるためのカゴも忘れてたので、参加資格もなかったわけですが。





結局、僕の収穫はふやけたスルメのみでした。






こうして、年に一回のザリガニとりが終了しました。






いま思い返しても、非常に悲しい気持ちになります。





ザリガニの臭いをかぐと、いつも思い出します。





これをブログに書いて、とくになにがしたいというのもありません。






ただ、誰にも言ったことがない僕の思い出を、ここに書き残しておきます。






おわり。