○2006'OP&MTK「ダンゼン!未来」
作詞:Out of Box


ダンゼン!ミライ!ミライ!YES!
カンゼン!ボクラ!ボクラ!GO!
ゼッタイ!ミライ!ミライ!YES!
サイコウ!ボクラ!ボクラ!GO!

小さな手のひらににぎりしめた
ふるい星のストーリー
僕ら何処へ行こう、何があるの
遠い宇宙(そら)の向こう そのミステリー

くりかえすオクビョウは昨日に閉じ込めて
トクベツな明日刻むんだ ゆこう!

ダンゼン!
Over the Sky ぼくらの夢は
あり得ないくらいキョーレツで
光の渦泳ぐのさ
Fly over the sky
We can go anywhere with a shooting star

カンゼン!
Into the Lights 闇を拓いて
止め処ないとびっきりミライ
タイクツなんて吹き飛ばすんだ 今
Dive into the lights
We can do anything with a shining star

ダンゼン!ミライ!ミライ!YES!
カンゼン!ボクラ!ボクラ!GO!
ゼッタイ!ミライ!ミライ!YES!
サイコウ!ボクラ!ボクラ!GO!

誰も見たことない場所目指して
キミと走るデスティニー
一人じゃないからつかめるんだ
銀河越えてまばゆい あのビクトリー

悔しさにふるえてたキミが顔上げた
その勇気が旅路(みち)を照らすよ ゆこう!

ゼッタイ!
Break Through the Nights ぼくらの地図は
果てしない 決して終わらない
つないだ手を離さないで
Now,break through the nights
We can go anywhere with a shooting star

サイコウ!
あきらめず ぼくら見る夢は
かなうはず だからダンゼン未来!
無限のイメージ突き抜けてく 今
Let’s go together
We can do anything with a shining star

ダンゼン!
Over the Sky ぼくらの夢は
あり得ないくらいキョーレツで
ジョーシキなんてぶち壊してく
Fly over the sky
We can go anywhere with a shooting star

カンゼン!
Into the Lights 闇を拓いて
終わらないボクラのセカイ
自分の足で踏み出すんだ 今
Dive into the lights
We can do anything with a shining star

ダンゼン!ミライ!ミライ!YES!




「ダンゼン!未来」という曲名を見て、皆さんは何を思いますか。
私が思ったのは、

「"蒸気"はどこいった!」

ということです。
前年度、05年度のテーマ曲のタイトルは「未来はジョウキゲン」。
そう!06年は「ジョウキゲン」を捨てて「未来」を残したんです。
今回はなぜそうなったかを考えてみます。





~新ユゲデール物語 第一話より~

ここで戦いをいったん中断し、
ユゲデールの歴史を振り返ってみましょう。
人口彗星の攻撃をかわし、
地球を救ったユゲデール。
しかし、安心する間もなく、
謎のブラックホールに
吸い込まれたのでした。
飛び出た先はどことも知れぬ、宇宙の果て。
ユートピアを求める放浪の旅が、
また始まったのです。

混乱するユゲデールをまとめたのが
王様となったおんつくん。
それから、おんつ一族が代々王を継ぎ、
早うん百年。
スチームナイツとジョウキマホーンズは、
その歴代の王に仕え続けたのでした。

しかし、その陰では、
それぞれのリーダーを受け継いだ、
レッドとゴルゴの一族が、
メンバーの引き抜きや新人勧誘など、
泥沼の争いを繰り返し、
スチームナイツとジョウキマホーンズの
果てしない勝負は、決着がつかないまま、
今日まで続いているのでしたとさ。




まずは06年のユゲデールの概要からおさらいしましょう。

「レッドとゴルゴの一族が、メンバーの引き抜きや新人勧誘など、泥沼の争いを繰り返し」

05年度と06年度でチームが変わった人がいるのはこういう訳だったんですね笑

そして06年度のユゲデールの旅の目的は、
「ユートピアを求める放浪の旅」。
そんな事まったく覚えてなかったw

05年度の目的を調べて見ると、
「地球に移住すること」となっています。
「ブラックホールに吸い込まれた」事にして早々に05年度の目的を切り捨ててますねw


さて、次は05年度と06年度の相違点について考えていきます。


○曲自体の特徴

歌詞のほうを見ると、「未来はジョウキゲン」は、「蒸気」という年間テーマに忠実に寄り添っています。
ですが、「ダンゼン!未来」には、「蒸気」感は皆無です。

また「未来はジョウキゲン」は、所々で「蒸気」を感じるような効果音が入っていますが、「ダンゼン!未来」にはありません。


○年間ドラマ

05年度は年間を通して数回だけユゲデールの物語を放送していました。
それぞれが一話完結型で、いわば、93〜03年度までの天てれに、少し物語を追加したような方式でした。

それに対して、06年度は年間を通して物語を展開していく「2004年度方式」でした。
ただし、新ユゲデール物語と天てれドラマを交互に放送していたため、2004年よりは話数が少ないです。

さて、話数が多いのと少ないのとでは何が違ってくるかというと、「ストーリの壮大さ」です。

「ユゲデール物語」がすべてユゲデール王国内で起こっていたのに対し、「新ユゲデール物語」は、そのほとんどが違う惑星で繰り広げられたのです。

前年度ですでに王国内を使っていたため、1年間分のストーリーを作るには、どうしても「宇宙」全体を使わなければならなかったのでしょう。


さあ、ここからやっと歌詞に触れていきます笑


歌の端々にちりばめられている、
「星」、「宇宙(そら)」、「銀河」

「ストーリー」=「物語」
「ミステリー」=「神秘、謎」
「デスティニー」=「運命」
「ビクトリー」=「勝利」

このことから、06年度において、「蒸気」はさほど重要ではなく、それよりも「宇宙」を舞台としたより壮大な「物語」を展開したかった、ということなのでしょう。
そう思うと、「ダンゼン!未来」の前奏の部分なんか、結構「宇宙」感ありませんか?
(未来はジョウキゲンにも星や宇宙といった単語が 出てくるのは内緒だぞ★)


では、今度は何故「未来」は残したのかについて考えていきます。

ユゲデールは、プッカリーノのような時を超える機能はありません。

ユゲデールが宇宙を旅してからは、ずっと、楽園を求め続けています。
しかし、そんな旅路が何百年、何千年と続くのははなから分かっていた。

歴史をつないできたユゲデールの人々たちは「自分が生きているうちには辿り着けないだろう」と分かっていて、それでも未来のユゲデールの人々の生活のために、最後まで尽くす。


『ぼくらの夢は あり得ないくらいキョーレツで』
だけど、きっと意思は未来のユゲデール人に受け継がれるから。
『かなうはず だからダンゼン未来!』

なんか色々言ってきましたが、これらは「未来」を残した理由に一ミリもかすってないただの妄想です。

「何かしら、05年度と繋がっている感を出したかった」、「未来という言葉は明るくて天てれにぴったりだし」というのが濃厚な理由だと思ってますが、どうなんでしょうね?


最後に、サビのコーラス部分をGoogle先生、Weblio先生、エキサイト先生に訳してもらいました。

『Fly over the sky』
空を飛ぶ
空を飛びこえてください
空の上で飛びなさい

『Now,break through the nights』
今、夜を打ち破る
すぐに、夜を突破してください
今や、夜の間の破壊

『We can go anywhere with a shooting star』
私たちは吹き飛ぶ星でどこにでも行くことができます
我々は、流れ星でどこにでも行くことができます
私達は流星によってどこにでも行くことができる

『Dive into the lights』
ライトに飛び込む
明りに飛び込んでください
ライトに飛び込みなさい

『Let’s go together』
一緒に行こう
一緒に行きましょう
一緒に行こう

『We can do anything with a shining star』
私たちは輝く星で何でもすることができます
我々は、輝く星で何でもすることができます
私達は輝き星によって何でもすることができる

ここにユゲデール要素を考慮して私なりに意訳してみますね。

空を跳び越えろ
光に飛び込め
私たちのほうき星、
「ユゲデール」ならどこへでも行ける。

闇を打ち破れ
共に行こう
私たちの文明を乗せた「ユゲデール」
何百年続いたと思う?
きっと、なんだって出来るよ。


★『小さな手のひらににぎりしめた ふるい星のストーリー』

「ふるい星」とわざわざひらがなで書くことで、前年度との繋がりを強調しているのかもしれません。
全体的に「未来」というキーワード以外は、曲調も歌詞もまるで似つかないがゆえに、微かな繋がりが光ります。
それは私にとってある意味で「救い」です。


05年度のユゲデールは「国」。
06年度のユゲデールは「宇宙船」。

あなたはどちらが好きですか?



■Out of Box(アウトオブボックス)
※情報が見つかりませんでした

英単語は検索する際にどうしてもヒットが多くて、、、
うまく探せませんでした。

もし情報持っている方がいましたら、教えてくださいm(__)m