こんにちは
東京の結婚相談所:東京マリッジクラブ+ワンの
カウンセラー美香です。
地方銀行の一銀行員が銀座の高級クラブを経営するまでの赤裸々な人間模様を実話を元にした連載小説です。
美月の前向きさが少しでもお役に立てますように!
■真夜中の戦い
ここは美月が勤めているママの自宅で地方とは思えない程の瀟洒な一戸建てだった。
ママの夫は実業家でその実態を知っている人は少なかったが
ママとは20歳もの歳の差があり再婚という噂がある。
その噂によるとママは東京の銀座のクラブでナンバーワンを張るくらいな売れっ子ホステスだったが
あることから今の夫と知り合い銀座を逃げるようにこの地方へと住み着いた。
安住の地に選んだはずが平穏な生活はそう長続きしないのがママの運命なのかある悩みを抱えていた。
それは誰にも相談できなし解決できることもない、
生き地獄のような毎日だった。
そしてこの夜、思いがけない事件が起こった。
『今夜はどうだった?』
『まあまあだったわね』
『そうか、最近売上が落ちているから新しい戦力となる子をスカウトしたらどうかな』
『そうねぇ、だけどそんな都合よくそんな子いるかしら』
『大塚にもっとハッパかけてスカウトさせたらどうなんだ』
『あなた、お店のことは口ださない約束じゃないの』
『まあ、そうだな。でも心配しているんだぞ』
『私、体が強くないしそう集中力続かないのよ』
とママはあからさまに嫌な顔をした。
『ドンドンドン』
チャイムじゃなくて
ドアを強く叩く音がした。
『あら、誰かしらこんな時間に・・・。』
『はぁーい、どなたですか?』
『・・・。』
『どちらさまですかー?』
『社長!社長いますか!』
『はあ??どなた?』
『社長!出て来い!』
『えっー!何なの!』
『あなた!』
『わからん、なんなんだ!いったい』
カチャ。
そこには頭からずぶ濡れの若い女が鬼の形相で立っていた。
かなり酩酊していて立っているのもやっとだった。
広い敷地と言えども大声を出されたらご近所にも体裁が悪い。
取りあえずドアを開けたがその後の豹変ぶりに開けたことを後悔した。
『どなたかわかりませんが玄関先だと困りますから入ってください』
『もうあたし・・・。我慢できないんです』
『だからうちの主人になんかご用ですか?』
『実は・・・私・・・社長の・・・』
『ちょっと待ってよ!うちの人のなんなのよ!』
ママはこの女が訪ねてきた理由が分かるとママも気の強さでは負けない。
『もう私こんな関係我慢できなくて!私にあの人返してください』
『返して?ちょっといい加減なこと言わないでよ!』
『返してくれるまでここから離れません』
『はぁ、返して返してってうちの主人は物じゃないし
所有権は私にあるの。悪いけど出て行って!』
とママは今まで吸っていたタバコをいきなり投げつけて
表へ力づくで追い出した。
その直後
『ガチャーン!!』
女は玄関の窓ガラスを右のこぶしで割った。
手からあっという間に大量の血が吹き出てきて
玄関は血の海のようになった。
『大変だ!おい救急車!』
夫は暫く居間の奥でうろついていたが
その大きな音で玄関まで飛び出てきた。
『もういったいなんでこんな事を』
傷を押さえながら半分涙声になっていた。
『社長・・・私のところへ・・・』
『黙ってろ!今、救急車を呼んだから大丈夫だ』
『ピーポーピーポー』
こうして深夜の戦いは
女が右手を数十針も縫う大怪我とともに
終ったのです。
その女の名は由美子という。
ここは美月が勤めているママの自宅で地方とは思えない程の瀟洒な一戸建てだった。
ママの夫は実業家でその実態を知っている人は少なかったが
ママとは20歳もの歳の差があり再婚という噂がある。
その噂によるとママは東京の銀座のクラブでナンバーワンを張るくらいな売れっ子ホステスだったが
あることから今の夫と知り合い銀座を逃げるようにこの地方へと住み着いた。
安住の地に選んだはずが平穏な生活はそう長続きしないのがママの運命なのかある悩みを抱えていた。
それは誰にも相談できなし解決できることもない、
生き地獄のような毎日だった。
そしてこの夜、思いがけない事件が起こった。
『今夜はどうだった?』
『まあまあだったわね』
『そうか、最近売上が落ちているから新しい戦力となる子をスカウトしたらどうかな』
『そうねぇ、だけどそんな都合よくそんな子いるかしら』
『大塚にもっとハッパかけてスカウトさせたらどうなんだ』
『あなた、お店のことは口ださない約束じゃないの』
『まあ、そうだな。でも心配しているんだぞ』
『私、体が強くないしそう集中力続かないのよ』
とママはあからさまに嫌な顔をした。
『ドンドンドン』
チャイムじゃなくて
ドアを強く叩く音がした。
『あら、誰かしらこんな時間に・・・。』
『はぁーい、どなたですか?』
『・・・。』
『どちらさまですかー?』
『社長!社長いますか!』
『はあ??どなた?』
『社長!出て来い!』
『えっー!何なの!』
『あなた!』
『わからん、なんなんだ!いったい』
カチャ。
そこには頭からずぶ濡れの若い女が鬼の形相で立っていた。
かなり酩酊していて立っているのもやっとだった。
広い敷地と言えども大声を出されたらご近所にも体裁が悪い。
取りあえずドアを開けたがその後の豹変ぶりに開けたことを後悔した。
『どなたかわかりませんが玄関先だと困りますから入ってください』
『もうあたし・・・。我慢できないんです』
『だからうちの主人になんかご用ですか?』
『実は・・・私・・・社長の・・・』
『ちょっと待ってよ!うちの人のなんなのよ!』
ママはこの女が訪ねてきた理由が分かるとママも気の強さでは負けない。
『もう私こんな関係我慢できなくて!私にあの人返してください』
『返して?ちょっといい加減なこと言わないでよ!』
『返してくれるまでここから離れません』
『はぁ、返して返してってうちの主人は物じゃないし
所有権は私にあるの。悪いけど出て行って!』
とママは今まで吸っていたタバコをいきなり投げつけて
表へ力づくで追い出した。
その直後
『ガチャーン!!』
女は玄関の窓ガラスを右のこぶしで割った。
手からあっという間に大量の血が吹き出てきて
玄関は血の海のようになった。
『大変だ!おい救急車!』
夫は暫く居間の奥でうろついていたが
その大きな音で玄関まで飛び出てきた。
『もういったいなんでこんな事を』
傷を押さえながら半分涙声になっていた。
『社長・・・私のところへ・・・』
『黙ってろ!今、救急車を呼んだから大丈夫だ』
『ピーポーピーポー』
こうして深夜の戦いは
女が右手を数十針も縫う大怪我とともに
終ったのです。
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