昨日以前仕事でお世話になった大先輩と新宿の場末の飲み屋で飲む事になった。その人は当社が開発しているシステムの中でも特別規模が大きく、ミッションクリティカルなシステムの開発のプロジェクトマネージャーとして動いている。
その人とはたまに飲んでは仕事の話で語る事が多いのだが、最近感じるのはシステムを開発する上での方向性やスタンスが大きく異なる、というのがある。世代も立場も違うから、やり方が異なる事はごく普通の事だとは思うのだが、システムを開発する上でのプロセスやアーキテクチャー、システム形態は時の流れとともにブラッシュアップされ、改善されてきている点に追従していく必要があるのではないかと思う。
特にこの業界は失敗プロジェクトが多く、常に問題点を洗い出してどう解決していくかを日々考えていかねばならないのだが、マネージメントの領域、開発実務の領域等開発におけるさまざまな領域に対して、どうあるべきかを突き詰めていくべきだと思う。
別に昔からのやり方を否定する訳ではない。ただこの業界の特性として、常によりよいやり方を模索し続けるべきなのではないだろうか。仕事ができる人であるからこそ、常に一旦今までの自分のやり方を否定してみてみる、という事も大事なんだろうと思う。
経験と勘と度胸だけではシステム開発の成功はありえない。かといって、正論だけの開発推進もうまくはいかない。そのあたりのバランスを臨機応変に取り続けてこそ真の開発の成功があるのではないか。