8月半ばから9月一杯にかけて、軽く風邪の様な体調が続き、運動すると息切れがしてしまうことから1ヶ月半は殆ど運動が出来ていなかった。 そんな中、今日は、予てから大菩薩峠に登る際に遠景に見えて気になっていた谷間を走る高架橋・ループ橋、地図で見ると国道411号線に相当し、青梅街道の延長で奥多摩湖以降の甲州市に至る迄を通称大菩薩ラインと言う、其処を走り降りる為に奥多摩湖を出発して柳沢峠を下ろうという話を、いつものをじさんとしていたが、もう1人のをじさんはそれだけだと物足りない顔をしていて、急遽、柳沢峠を下りたら大菩薩峠の方(正確にはロッジ長兵衛のある上日川峠)にも、その後登ろうという話しになってお出かけをした。

 天気予報では奥多摩も甲州市も気温が16℃〜26℃と高めの予報だった。 朝、土浦市を出発して2時間半して奥多摩湖の深山橋の交差点に到着、その後、半袖半ズボンジャージで雲一つ無く群青色に晴れ渡った青空の下、そそくさと支度をして早速柳沢峠に登り始めた。 始めのうちは余り勾配も急に感じず、多摩川の源流になる丹波川に沿って渓流の音を聞きながらのんびりと走っていたが、徐々に勾配が上がっていき、川の音を気にしたり、晴れた空を見上げたり、紅葉が始まりつつある渓谷の風景に目を遣る余裕が無くなって来た。 身軽なもう1人のをじさんに遅れ始め、姿が見えなくなって暫く行くと、出発して24km程進んだ「山の湯宿はまやらわ」という渓流脇の宿屋兼茶屋で先に寛いでいる姿を見つけて合流。 「わらび餅」をお茶を飲みながら頂くことにした。 我々より先客として3人のローディーが居て、丁度食べ始める頃に出発の支度を始めていた。 サイクリング日和なんだろうな〜!と思いながら温かいお茶を楽しんでいると、日陰だとヒンヤリと体が冷えてくる。 お茶を流し込んで早々に渓流脇の木陰の店から出発、柳沢峠を目指した。 其れ以降もまあまあ急勾配の登りが3km程続き漸く柳沢峠に到着。 そこから200m程行くと柳沢峠茶屋があり、晴れていると富士山が見える筈だった。 到着時には晴れてはいたものの、空に雲が広がり始めており、茶屋から甲州市方面を見ると、富士山の方角は丁度雲がどっぷりかかっており、姿を見ることは出来なかった。 休日だからなのか?多くのオートバイや、如何にも速そうな改造車っぽい車がものすごい勢いで降りて行く姿を見て、若干ビビリながらもその中に分け入って降りて行くことにした。 少し休むと体が冷えてきて、此から下りとなるので上着を重ね着して降り始める。 舗装は概ね良い下りなのだが、所々、アスファルトの表面が剥がれ落ちてロードバイクにとってはガツンと来る段差になっているヶ所があり、見つける度に避けるのだが、後ろ方大きなエンジン音が聞こえて来たり、トンネルの中でカーブしている部分であったりすると速度が出ていると特にトンネル内は路面がコンクリートで滑り易かったりするので、避けることのリスクが高まるので、全部避けきれずに、時々ガツン・ガツンと衝撃を感じながら降りて行った。 但し、高架になった道路からの見晴らしは素晴らしいの一言に尽き、交通量が少なかったらサイコーッと声を出せそうな風景だったが、富士山方面の雲は最後まで消えなかった。 最後の方には警察車両が5〜6台道路から引き込まれたヶ所に集結していたので、スピードの取締でもしていたのだろうと思った。 山の麓近く迄来ると、道路の上に県道201号線・大菩薩峠の分岐を示す標識が見え,それを過ぎてすぐ左側に番屋茶屋という茶店と道路左脇に大菩薩峠・雲峰寺と標識のある所を左折する。 すると、ここから暫くみそぎ沢駐車場を過ぎる迄が上り勾配のきつい区間が始まる。 取りあえず雲峰寺の手前のトイレがある付近で一服ついた。 今度は緑生い茂る林道に分け入って登り始めた。 既に1000m程登っただけ有って、結構しんどさを感じるが、黙々と登り続け、漸くロッジ長兵衛ある「上日川峠」に7.5kmを登り切る。 ロッジ長兵衛の脇の駐車場から少しだけ雲の中から顔を出した富士山を見ることが出来た。 そのまま大菩薩峠迄トレッキングをしようか?と話しをしたが、もう1人のをじさんも疲れている様子で、今回はトレッキングはパスすることにして、下り始めた。 途中、上日川湖が良く見晴らせる場所があり、其処で止まると上日川湖の向こうに顔を綺麗に出した富士山が見えた。 その後、降り続ける途中、暫くの登りの区間でバスに追い越されたが、その後は登りの区間が無く、暫くしてバスに追いつくと「やまと天目山温泉・やまとふれあいやすらぎセンター」という温泉迄はバスが自転車より遅いものの、追い越すには道路が狭く、ずっと後を追いながら温泉にバスと同時に到着、1日の汗をながし、その後は25km以上の渋滞の中央道等を経て帰宅。 時間は12時近くになってしまったが充実した1日だった。

 

ルート:

 

初日の記録

10月 9日 午前 9時16分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  3:46:07 時:分:秒
距 離  57.80km

平均心拍数 151 bpm
最大心拍数 170 bpm
平均速度 15.3 km

最大速度 57.9 km

平均ケイデンス  57rpm
最大ケイデンス 235 rpm
平均出力  178  Watt
最高出力  534  Watt
最低高度  541 m
最大高度 1662 m
獲得標高 1774 m
高度ロス 1287m
最大傾斜 31.2 ゜
最低気温 15.0 ゜C

平均気温 18.6 ゜C
最高気温 31.0 ゜C

消費エネルギー
(GC) 1907kj
TSS(GC) 402.8

IF(GC) 1.039
最大ペダリング効率 72.0 %
平均ペダリング効率 47.7 %

 

 

深山橋傍の路肩で出発前の雄姿

 

山の湯宿はまやらわ という宿屋の茶飲み場から、道路を眺める。

 

柳沢峠茶屋の展望台から見た富士山方面。 山は雲の向こう?

 

ループ橋の連続する場所の一部の路肩で山側を見上げる。

 

ループ橋の連続する場所の一部の路肩で谷側を見下ろす。

 

大菩薩峠に登って行く途中で、高架橋の一部が目に留まる。

 

ロッジ長兵衛の駐車場で、バックに富士山がある筈?

 

左に行くと大菩薩峠。

 

右奥が大菩薩峠。

 

上日川峠から暫く降りた所から見えた富士山。

 

やまと天目山温泉・やまとふれあいやすらぎセンター という名の温泉場。 今日は多くの来訪者で賑わっていた。