オレゴン州ポートランドからアメリカ暮らし便り

オレゴン州ポートランドからアメリカ暮らし便り

アメリカ暮らしをありのままお伝えします。
こんな時どうする?という疑問があった時、実体験から将来の参考にお役立て情報を発信。

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

ライティングセラピーのつもりで書いています。

⭐️アラフィフが直面する悩み。
⭐️帰国するたびに、浦島ハナコになっている、日本事情。
⭐️在米長いですが、それが故知らなかった事。
⭐️日々起こった出来事で、ぜひ共有したい事。

私のお話しがお役に立てれば嬉しいです🙏

 

 先週は、熊本で起きた地震が、思いがけず私たちの仕事にも影響

 

いつも、日本での災害があると、周囲から、「ご家族は大丈夫?」と聞かれて、通常は「大丈夫だよ」で終わるのですが、今回は違いました。

私の会社では、製造工場が熊本に集中しているため、地震の影響で工場が稼働を停止。サプライヤーからの部品や材料の納入が遅延、工場からの出荷が遅れたりと、五月雨式の遅延対応に追われました。

 

幸い、従業員に大きな負傷者はなかったとのこと。それだけでも本当に安心しましたが、近隣のモールではかなりの被害者が出ました。

一方で、工場の古い建物では水回りや電気回路などに被害が出ているそうです。

しかも、今の日本は猛暑。

空調が使えない状態で作業をしたり、停電によって作業を中止したり……。復旧作業そのものが、厳しい暑さの中で行われていると聞きました。

 

ニュースで見る「地震の被害」は、建物が倒壊したり道路が寸断されたりといった目に見えるものだけではありません。

その先には、工場が止まり、部品が届かず、製品が作れず、出荷ができない。

そして、その影響は、最終的には私たちが普段何気なく使っている製品やサービスにもつながっていきます。

今回、仕事を通して改めてそれを実感しました。

 

 オレゴンでは、山火事の季節

 

一方、私が暮らしているオレゴンでは、山火事(Wildfire)の影響が深刻になっています。

ヨーロッパでも大規模なWildfireが発生し、かなり深刻な状況になっていますが、オレゴンでも他州で発生している山火事の影響で、先週は空気の状態がかなり悪くなりました。

 

そして、州内でも毎年のように起こるWildfireが、今年も少しずつ発生し始めています。

煙が遠くから流れてくるため、

「火事が起きている場所からは離れているから大丈夫」とは、もう簡単には言えません。

外に出ると空気が霞んでいたり、太陽がオレンジに見えて、空がいつもと違う色に見えたりする。

普段なら気持ちよく外で過ごせる季節なのに、今日は外で運動して大丈夫なのか、窓を開けてもいいのか、と考えるようになります。

私が参加しているテニスのサマーリーグも、今週は空気の質が悪いことを理由にキャンセルになりました。

楽しみにしていたテニスまで、自然災害の影響を受ける。

 

ここまで来ると、山火事は「ニュースの中の出来事」ではありません。私たちの日常生活そのものに入り込んできているのだと感じます。

 

 「Fire」は自然災害だけではない

 

そんな中、先週ワシントン州で起きた火災のニュースもありました。

スポケーンの高級住宅街を火災が襲い、多くの住民が避難する事態になりました。

その後、この火災は放火によるものだったことが分かりました。さらに、犯人が出所したばかりだったという報道を知り、複雑な気持ちになりました。もちろん、すべての出所者を危険視するべきではありません。

ただ、社会に戻ってきた人に対して、必要な監視や支援、再犯防止の仕組みがきちんと機能しているのか。

こうした事件を見るたびに、私たちは「起きてから対応する」のではなく、もう少し早い段階でできることがあるのではないか、と考えさせられます。

 小さな原因が、大きな代償になることも

 

ずいぶん前のことですが、オレゴンでも忘れられない山火事がありました。

高校生が花火を使ったことがきっかけで、ハイキングトレールのある森が大規模に焼失したのです。故意ではなかったこと、そして未成年だったことから、事故として扱われました。でも、自然が元の状態に戻るまでには何年もの時間がかかりました。

 

人間にとっては「一瞬の出来事」でも、森にとっては長い年月をかけて積み重ねてきたものを失うことになります。

そして、それを元に戻すには、さらに長い時間が必要になります。

この出来事を思い出すと、自然災害について考えるとき、「自然だから仕方がない」という言葉だけでは片付けられない気持ちになります。

 「自然のサイクル」だけでは説明できない時代

地震や山火事、洪水、異常な暑さ。

自然の中には、もともと周期的に起こる現象があります。

だからといって、すべてを「自然現象だから仕方がない」と考えることはできなくなっています。

気候変動によって、こうした自然現象がより激しくなったり、発生する時期や場所が変わったりしていることは、今では世界中で指摘されています。

 

人間の活動によって温室効果ガスが増え、地球の環境が変化している。

その影響が、少しずつ自然のサイクルにも現れているのだと思います。

そして今、その変化は「将来の問題」ではなくなりました。

仕事にも影響する。

旅行や生活にも影響する。

外でテニスをすることさえできなくなる。

そんなふうに、私たちのすぐそばまで来ています。

だから、他人事では処理できないんです。

 私たち一人ひとりにできること

では、私たちに何ができるのでしょう。

地震を止めることはできません。

山火事をすべて防ぐこともできません。

世界規模の気候変動を、一人の力だけで変えることもできません。

でも、だからといって「自分には何もできない」と考える必要もないと思います。

  • 電気や水を無駄にしない。
  • 必要以上に物を買わない。
  • 長く使えるものを選ぶ。
  • リサイクルやリユースを意識する。
  • 車の利用を少し減らしてみる。

そして、自然の中で遊ぶときには、火の扱いやゴミなど、当たり前のことをきちんと守る。

一つひとつは、本当に小さなことです。

でも、環境問題は、結局のところ私たち一人ひとりの生活の積み重ねでもあります。

最近は、世界のどこかで起きている災害が、決して「遠い国の話」ではなくなってきました。

日本の地震が、私の仕事に影響する。

アメリカの山火事が、私の週末のテニスを中止にする。

そんな経験をすると、自然と自分の暮らし方について考えるようになります。

これから先、私たちは自然とどう付き合っていくのか。

そして、次の世代にどんな環境を残していくのか。

大きなことはできなくても、まずは自分の毎日の生活の中でできることから。

それが今の私にできる、一番現実的なことなのかもしれないと改めて考えさせられました。